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こじらせてません
第3章 幽閉
だが指先に神威の怒張を感じて思い直し、実際に口にしてみると、自動詞のほうがずっと、いつくしい響きだった。

「……つけてあげる」

チェストの引き出しから、コンドームを取り出す。

アキラがビキニへ手をかけた。
神威が姿を現し、鼻先に覇気が匂い立つ。

(私の、もの……)

独占欲は、我欲のひとつだ。
質問サイトに投稿したとおり、誰にも渡したくはない。

名前を書くことで所有権を主張する、という方法が、まず発想された。
しかしすぐに、これは何の抑止力にもならない、と判断された。

街を歩いていると、更地にロープを張り、氏名を書いた立て看板を置いているのを見かけるが、実際は登記を行うことによって名義人としての所有権が保証される。

つまり意味を為すのは登記簿であって、あの立て看板そのものには何の効力もない。

目の前のコレにも登記手続制度がないのが恨まれるところだったが、仮にあったとしても、事後の係争を有利にすすめるためのものであって、事案の発生を防止するものではなかった。

ミサは防止がしたいのだった。

さきほどは投稿ボタンを押してすぐ浴室へ急ぐつもりだったが、次の発想が起こって、検索サイトを開いた。

「男性用貞操帯」と入力すると、意外にもたくさんの検索結果が得られた。

起源についての通説から、「女性用である」という勝手な思い込みがあったが、市場に出回っているものの大半は男性用だと知って驚いた。

「外的脅威から中のモノを守る」という、ミサと同じニーズよりも、「着用者の羞恥心を煽る」というニーズのほうが、主要購買動機のようだ。

確かに、凸型構造を持つ男性のほうが羞恥を煽りやすい、と言われると、漠然とした納得感がある。

画像検索結果を表示すると、実に様々な意匠のものがあった。頽廃的な様式のものもあった。
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