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こじらせてません
第3章 幽閉
(……なんだか、マズルガードに似てる……)

アキラはペットであり、犬はペットの代表種の一つである。この連想も手伝って、プリミティブに考えると、確かに似ていた。

そしてこの着眼点は、ミサに新たな「他の愛玩動物・同用品」の購入を思いとどまらせた。

マズルガードは、顎関節の動きを強制的に制限して、かつ鋭い牙への物理的に接触を回避することで、噛み癖のある犬の、危険な行動を改めさせるものである。

つまり、問答無用で、噛むことを「させなく」するものだ。

したがって、当たり前の話であるが、マズルガードを外したからといって、噛むことを許容するものではない。

これでは合目的性が損なわれている、とミサは思った。

猛威という点でも、噛み犬と神威は似ている。

だが、ミサにとっては、外したあかつきには、神威に猛威を奮って欲しいのであり、決して、犬にとって「噛む」に値する行為を、神威に「させなく」したいわけではないのだ。

マズルガードについても、犬にとっては負の記憶になる可能性があるので、信頼関係の構築において障害となる可能性があるから、使用は最終手段としたい、という意見が多い。

同感だった。
アキラには、「噛みたいのに噛めない」のではなく、ミソラやトモミや、いかなる女も「噛みたくはなく」、自分だけは「噛みたい」子になってほしい。

つまり目の前に屹立する神威へ、名前を書くことにも、貞操帯を巻きつけることにも、ミサにとっては意義をなさなかった。

どうしたら、独占欲を満足できるのだろう。

脈動のたびに揺れる先端へコンドームを当てただけで、勇ましく暴れて垂涎している。

薄皮が、より密するように、根元へ向けて搾る。
更に荒れ狂った。あまり手間取っていると、「噛み切って」しまいそうだった。

これまでは、アイマスクをしたアキラのために、ミサが腰の高さを調節し、門扉を開いて場所を教えてきた。

今日はアイコンタクトだけで、ミサがベッドの上で膝を開くと、アキラが空いたスペースへにじってくる。
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