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こじらせてません
第3章 幽閉
いったん媚丘を離れた手が、内ももへ添えられて、外へと力を込めてくる。
側臥のまま開脚するはしたなさに、「だめ」と一言だけだが一応は言ったぞ、という実績を作っておきたかったが、間違いなく「ら」に訛化して、説得力がまるでない言いぶりになるに違いなかった。
よってミサは、求められるがままに、膝を折って脚をあげた姿勢となってしまった。
「……ふぁっ!」
また、クルリとされた。
いきなりだった。腕が差し込まれている認識はなかった。
だんだんと、ヒップの側から手が入れられているのだ、と理解されてきた。前から回すよりも、触りやすいのだろう。
触りやすいのだろうが、頭の中で今の体勢を俯瞰してしまって、なお脳効率が鈍化していく。
「ああっ……」
関節がくぐってくる。
指先が、壁面を外へ広げるように撫でてくると、我慢しきれずに腰が動いた。
「すごく……、熱いです」
「んっ……そ、そう……? んんんっ!」
彼の指と自分の腰の動きが、たまさかに同調して、深度が増した。
神威に再三小突づかれて、何度も性楽が爆ぜた奥地へ、指先が触れた。
指の進入角度が少し変わっただけで、音が聞こえてきた。
肉洞が収縮すると、指の形がより感じられて、下腹がひきつるものだから、いっそう奔放な音が鳴った。
(は……ちょっ)
スススと引いて、先だけが入った指の隣に、もう一本の指が並んだ。
二倍になった。
快美は等倍ではなかった。
「ア、アキラ……、くん、お、……おろ」
「きもち、いい……ですか?」
「ん……、ん、じ、じょうず、……なんらけろ」
「ミサさんにも、たくさんきもちよくなってほしい」
「んーっ! な、なんらけろぉ……、まっれ」
ヤバい。このままだと、確実に、イク。
イッてしまいたい。たくさん。
だが、容易ならざる事態に遭遇していた。
一つ、脳効率がかなり落ちていて、タ行とダ行を発するのが恥ずかしすぎる。
一つ、背後からすりよられると、「ゾクゾク」がすごすぎて、「ゾク」の間隔がゼロに近く、ほぼ重なっているから、背肌に性感の受容体がムキ出しになっているのかというほど、過敏になっている。
一つ、なんというか……おそらくは、アレだと思うが……。
側臥のまま開脚するはしたなさに、「だめ」と一言だけだが一応は言ったぞ、という実績を作っておきたかったが、間違いなく「ら」に訛化して、説得力がまるでない言いぶりになるに違いなかった。
よってミサは、求められるがままに、膝を折って脚をあげた姿勢となってしまった。
「……ふぁっ!」
また、クルリとされた。
いきなりだった。腕が差し込まれている認識はなかった。
だんだんと、ヒップの側から手が入れられているのだ、と理解されてきた。前から回すよりも、触りやすいのだろう。
触りやすいのだろうが、頭の中で今の体勢を俯瞰してしまって、なお脳効率が鈍化していく。
「ああっ……」
関節がくぐってくる。
指先が、壁面を外へ広げるように撫でてくると、我慢しきれずに腰が動いた。
「すごく……、熱いです」
「んっ……そ、そう……? んんんっ!」
彼の指と自分の腰の動きが、たまさかに同調して、深度が増した。
神威に再三小突づかれて、何度も性楽が爆ぜた奥地へ、指先が触れた。
指の進入角度が少し変わっただけで、音が聞こえてきた。
肉洞が収縮すると、指の形がより感じられて、下腹がひきつるものだから、いっそう奔放な音が鳴った。
(は……ちょっ)
スススと引いて、先だけが入った指の隣に、もう一本の指が並んだ。
二倍になった。
快美は等倍ではなかった。
「ア、アキラ……、くん、お、……おろ」
「きもち、いい……ですか?」
「ん……、ん、じ、じょうず、……なんらけろ」
「ミサさんにも、たくさんきもちよくなってほしい」
「んーっ! な、なんらけろぉ……、まっれ」
ヤバい。このままだと、確実に、イク。
イッてしまいたい。たくさん。
だが、容易ならざる事態に遭遇していた。
一つ、脳効率がかなり落ちていて、タ行とダ行を発するのが恥ずかしすぎる。
一つ、背後からすりよられると、「ゾクゾク」がすごすぎて、「ゾク」の間隔がゼロに近く、ほぼ重なっているから、背肌に性感の受容体がムキ出しになっているのかというほど、過敏になっている。
一つ、なんというか……おそらくは、アレだと思うが……。