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こじらせてません
第4章 拘繋

「ちがう、話、きいて……」
「何がちがうの? マジメで、いい子ぶってるくせに、心の中ではバカにして、ヒドいこと考えてるんでしょっ……」
「だからっ!」
指がショーツの丘へ及んでこようとしたとき、ミサは最後の力を振りしぼって、理絵子の手首をつかんだ。
「せ、生理、……生理になったのっ。だからトイレに来てるのっ! 言おうとしてるのに!」
「……」
脅迫者が同性であることは幸いだった。これだけ大声をあげていても、誰もトイレに駆けつけなかったことも幸いだった。
今日のところは、共感が悪魔を追い払ってくれたのだった。
「何がちがうの? マジメで、いい子ぶってるくせに、心の中ではバカにして、ヒドいこと考えてるんでしょっ……」
「だからっ!」
指がショーツの丘へ及んでこようとしたとき、ミサは最後の力を振りしぼって、理絵子の手首をつかんだ。
「せ、生理、……生理になったのっ。だからトイレに来てるのっ! 言おうとしてるのに!」
「……」
脅迫者が同性であることは幸いだった。これだけ大声をあげていても、誰もトイレに駆けつけなかったことも幸いだった。
今日のところは、共感が悪魔を追い払ってくれたのだった。

