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こじらせてません
第4章 拘繋
「……ミソラちゃんもトモミさんも、一発だけヤリたいって言ってるんだし、いいよ。それで納得してもらえるかはわかんないけど」
「い、いやだよ」
「私だけ、他の人とヤるの、気がひけるもん」
「いやだってば」
「発、って何をかぞえるのかはわからないけど。べつにアキラくんがしたいなら、一回じゃなくてもいい。絶倫だもんね」
「だから、いやだって」
「私も、何回されるか、わかったもんじゃないし」

抱きしめて顔を近づけようとしたから、手でアキラの喉を押さえてブロックした。

キスをして黙らせて、体をまさぐって情欲を煽れば、何とかなると思っているのだとしたら、それは間違いだ。

「他の女としないで、って言ってたのに、していいよ、って言ってるんだよ? チャンスじゃん」

のどぼとけが動いたのがわかった。唾液を飲み込んでいる。
やったぜ、という歓喜を冷まそうというわけではなさそうだ。

「お姉ちゃんやお継母さんの話じゃない。ミサさんがそんなことするのがイヤだ」
「『のが』。じゃ、ミソラちゃんと、トモミさんとするっていうのは、アリなんだね」

そろそろ、ぶん殴られるだろうか。
ミサは奥歯に力をいれた。

だがアキラは、悲しそうな目をしたまま、

「脅迫されているなら……」

と言い始めたから、

「警察に行ったら、私がのほうがつかまるよ」

ミサは彼を引き離しながら、先回りをした。

「……こうやって、青少年にイタズラしてるんだもん。いまみたいに、アキラくんがイヤがってるのに、ずっとさせてきた。虐待だよね、これ」
「イ、イヤなんかじゃない、です」
「じゃ、警察にはつかまらないかもしれないね。でも、きっと会社にはいられない。仕事としてアキラくんの社会学習を手伝ったのに、その子に性的関係を強要しちゃいました」
「きょ、強要されたわけじゃ、ないです」
「そうですか。でも、どっちみち会社やめちゃったら、今みたいな生活はできなくなる。一緒にいれなくなってもいいの?」
「……」

「美しいすすり方」がわからなかったので、ミサはズズッと洟を鳴らした。

「いいの?」
「……いたいです」
「でしょ? なら……」
「でもっ……。ミサさんが他の人とするなんて、絶対イヤだよっ」
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