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こじらせてません
第4章 拘繋
不様に抜け出てしまうリスクを受容して、ミサは手元に落ちていたブラウスとタイトスカートをアキラへ向かって投げつけた。
幸い、リスクは顕在化しなかった。

恥辱を感じるあまり、間接的な暴力に訴えたのだった。

「バカにしてっ! つい最近まで、しょ、処女だったくせに、って思ってたんでしょっ。なんか言ってんなー、マンガとかナイわー、年増の耳年増って見てらんないなー、って思ってたんでしょっ!」
「……いいえ」

「歩いてる時にオッパイやたらこすりつけてくるし、首輪とかさせるし、脚ナメさせるし、ス、スカートの中もナメさせるし、家帰ってきてすぐ、食べちゃいたいとかひくわー、って思ってたんでしょっ!」
「……いいえ」

「顔の上にのっかって腰いっぱい使ってくるし……あと……、なんだっけ……、あっ、……し、し、し……、ぉ、……んーん、なんでもない。し、し……、そう、シーツ! シーツ、すっごい汚すなぁって思ってたんでしょっ!」
「……いいえ」

「なんか、生理中なのにフェ、フェラとかしてくるし、さっきも膝とか使ったし、……わ、脇の下とか、ア、ア、アナ、……る? ……も、オススメしてくるしっ。セックスおぼえたての変態じゃんとか、思ってたんでしょっ!」
「……いいえ」

彼の答えはすべて否認だったが、

「んっと、えっと、あとなんだろ……しょうがないじゃん、マンガでしか知らないんだもん! こんなんなったのは、アキラくんのせいだっ、もうっ、……えっと……、バカッ!!」

恥辱を感じるあまり、稚拙ながら罵倒したのだった。

……。

(ううううっ……)

改めて見てみると、アキラは前窓を開いただけなのに、自分は全裸――いやストッキング残しの姿だった。

この対照もまた、恥辱を助長していた。

「……あとそれから」
「なんですか?」

「とりあえず」
服を着て、うつむいて両手で顔を覆い、涙腺を全開にするのだ。「抜いて……」

訂正は早いうちに行うべきだったと痛感した。

彼氏の前で膝を開いた、ありていに言えばM字開脚をした格好で、先端を埋められたまま叫喚し、暴力をふるい、罵倒し、しかるのちに抜かれ、彼の見ている前で着衣し、やっとのことで啼泣するとなると、想像を絶する惨めったらしさに苛まれるにちがいなかった。
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