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こじらせてません
第2章 馴致

――婚約を破棄されましたが、それからまもなくして、恋人を得ました。
相手は今年十八歳の少年。干支が同じです。
交際を申し込んできたのは、彼のほうからです。
そんな子供で大丈夫か、と心配するかもしれません。でも、大丈夫。
そもそもの考えが誤っています。彼はそんな人ではありません。
マンガに描かれていたみたいに、ペットにしたいと言ったら、彼も、一緒にいたいと言ってくれています。
愛玩していると、とても癒されます。
意外と自分も、世の女性と同じく、ペット好きだったみたいです。
――ごく標準的な両親に言ったなら、世間一般で当然の絶句をさせる。息が詰まったまま、二度と呼吸が再開されないかもしれない。
急いでいようが、それくらいはわかった。
両親は大事であるから、皆まで言わなかった。
しかし、決してウソはついていない。
相手は今年十八歳の少年。干支が同じです。
交際を申し込んできたのは、彼のほうからです。
そんな子供で大丈夫か、と心配するかもしれません。でも、大丈夫。
そもそもの考えが誤っています。彼はそんな人ではありません。
マンガに描かれていたみたいに、ペットにしたいと言ったら、彼も、一緒にいたいと言ってくれています。
愛玩していると、とても癒されます。
意外と自分も、世の女性と同じく、ペット好きだったみたいです。
――ごく標準的な両親に言ったなら、世間一般で当然の絶句をさせる。息が詰まったまま、二度と呼吸が再開されないかもしれない。
急いでいようが、それくらいはわかった。
両親は大事であるから、皆まで言わなかった。
しかし、決してウソはついていない。

