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薔薇色に変えて
第9章 薔薇色に変わる
「お待ちどうさま」

香ばしい匂いに顔がほころぶ。
一口飲んで、私はうふふと肩をすくめる。

「どうしたの?」

「なんだかこの間までとは味が違うみたい」

「そうかな?いつもとおんなじように淹れてるんだけど・・」

「もう!鈍いわねえ」

相変わらず真面目な成沢さん。
私の言いたいのは、恋のエッセンスで味が変わったってことなのに・・

「あ、そうだ、何食べるんだっけ?」

「まだ注文してないわよ、もう、しっかりしてよ、二代目マスター!」

その時いっせいに他の客達が笑い声をあげた。
いつのまにか注目されていた私と成沢さんのやり取りに、店中の客が拍手を送る。
その明るい輪の中でひときわ大きな拍手を送ってくれているのはもちろん、
小此木さんだった。






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