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薔薇色に変えて
第4章 金曜日の常連
今日は何も言わずとも成沢さんと同じテーブルについた。
ここいいですか?なんて聞くのはかえってわざとらしいし、必要もない。
だって、成沢さんも常連客になったのだから。
「成沢さんは・・なにを飲んでるんですか?」
カップの中を覗き込む。もうカラになっていた。
「ブレンドをいただいてました。今度は村山さんと同じものにします」
その言葉は、たいした意味の無い言葉は、私の中で暖かく広がっていった。
私という人間を信用し受け入れてくれたからこその言葉だ、と勝手に解釈した。
「じゃあ、キリマンジャロにしましょうか。いいですか?」
もちろん、と大きく頷く成沢さん。
その眼尻のシワが、今度は私の女心を刺激した。
ここいいですか?なんて聞くのはかえってわざとらしいし、必要もない。
だって、成沢さんも常連客になったのだから。
「成沢さんは・・なにを飲んでるんですか?」
カップの中を覗き込む。もうカラになっていた。
「ブレンドをいただいてました。今度は村山さんと同じものにします」
その言葉は、たいした意味の無い言葉は、私の中で暖かく広がっていった。
私という人間を信用し受け入れてくれたからこその言葉だ、と勝手に解釈した。
「じゃあ、キリマンジャロにしましょうか。いいですか?」
もちろん、と大きく頷く成沢さん。
その眼尻のシワが、今度は私の女心を刺激した。