この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
薔薇色に変えて
第5章 思いがけない報告
頬をほんのり染めて一同を見回す成沢さんの後を引き継いで、
今度は小此木さんが口を開いた。

「そこまで言われたらねぇ、僕も引き受けないわけにはいかないからね。
 それにちょっと楽したいし。でお願いすることにしたんだよ」

「でもさ、ほんとうに無給ってわけじゃあないんだろう?
 それじゃあんまりだもんね」

桜井さんは成沢さんと小此木さんに交互に顔を向け、興味津々の声音をだした。

「そりゃ交通費と食事くらいはもちろん面倒見ますよ」

「えっ?それだけかい?」

織田さんの素っ頓狂な声に小此木さんは口笛を吹く様な呑気な表情を返した。

「だって、本人がいいって言うからさ」

私は口を開けて成沢さんに視線を移す。
すると目があった成沢さんは、みんなに気付かれないように
小さく首を振って見せた。

・・なにかあるのか?・・

喉まで出かかった言葉を飲みこみ、私は黙って一同を見回し、
ざわつきを耳にしながら冷めかけのコーヒーを飲んだ。


/136ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ