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薔薇色に変えて
第5章 思いがけない報告
「変な事を聞いてもいいでしょうか?」
食事が終わってから出された温かい日本茶を一口二口とすすってから成沢さんは、
小さな声で聞いてきた。
「え?どんな事?」
「先日・・一人も慣れれば快適だとおっしゃっていましたが・・
慣れられるものでしょうか、一人に・・」
どれくらい変な事を聞かれるのか、おもしろがりながら身構えていた私にとっては
いたって平凡な質問だと肩をすくめた。
一人って快適なの?もう慣れちゃったんだ?
そう聞かれる事には慣れっこになっている。
でも・・慣れられるものですか?という聞き方をされた事は・・あっただろうか・・
「ええ、慣れたから快適だと思えると言ったほうがいいかもしれないですけど・・
慣れられるものかっていう言うのはどういうこと?」
逆に私が質問した。
成沢さんは下を向いた笑った。