この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
薔薇色に変えて
第6章 見守りながら・・



「コーヒーの味、落ち着いてきましたね」

カウンターに並んで座る三枝さんは一口飲むと、
次に淹れるコーヒーの豆を挽いている成沢さんに声をかけた。


成沢さんが薔薇色で修業を始めてから半年。
コーヒー豆の挽き方から教わり、コーヒーを淹れはじめてからはそろそろ4ヶ月。
この間に新しい年を迎え、明けて冬の寒さの最も厳しい頃に
奥さんの一周忌を迎え、静かに月日の流れを見送りながらも
一生懸命薔薇色で働いている。

来る日も来る日もコーヒーと向き合って、小此木さんと向き合って、
わずかな進み具合だった成沢さんの歩みが、
やっと大きな一歩となった瞬間なんじゃないか。
三枝さんの言葉を聞いて私は静かな喜びをかみしめた。

/136ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ