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薔薇色に変えて
第7章 突然あたえられた二人だけの時間
「そりゃやってくれるのはありがたいけど・・
でも成沢さんが大変じゃない?7時に店を開けるなら、何時に家を出なきゃいけないの?
そんな無理させるなら、いいわよ、1週間ぐらい休んだら?」
横須賀からじゃ始発に乗ってもきついはずだ。
開店の準備もしなければならないだろうし。
彼に負担をかけるのなら、私にかまわずモーニングは休業してほしい。
不安げに眉根をよせる私に、小此木さんは余裕の笑みを見せた。
「大丈夫、その間は僕のとこに泊まってもらうようにするから」
小此木さんの住まいはこの薔薇色の2階。
そう、店舗兼住居というわけだ。
「そっか、それなら負担にならないわね。でも、ほんとにいいの?無理しなくていいわよ」
グッドアイディアな計画に胸をなでおろすものの、それでも申し訳なさを感じる。
なぜなら、私が出社時間を迎えるまでの間に来る客は、
いつも私達4人だけだからだ。
ゆえに、私一人のために成沢さんに店を開けさせるなんて、
嬉しいようでもあり心苦しくもある。
でも成沢さんが大変じゃない?7時に店を開けるなら、何時に家を出なきゃいけないの?
そんな無理させるなら、いいわよ、1週間ぐらい休んだら?」
横須賀からじゃ始発に乗ってもきついはずだ。
開店の準備もしなければならないだろうし。
彼に負担をかけるのなら、私にかまわずモーニングは休業してほしい。
不安げに眉根をよせる私に、小此木さんは余裕の笑みを見せた。
「大丈夫、その間は僕のとこに泊まってもらうようにするから」
小此木さんの住まいはこの薔薇色の2階。
そう、店舗兼住居というわけだ。
「そっか、それなら負担にならないわね。でも、ほんとにいいの?無理しなくていいわよ」
グッドアイディアな計画に胸をなでおろすものの、それでも申し訳なさを感じる。
なぜなら、私が出社時間を迎えるまでの間に来る客は、
いつも私達4人だけだからだ。
ゆえに、私一人のために成沢さんに店を開けさせるなんて、
嬉しいようでもあり心苦しくもある。