この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁煙チュウ
第2章 戸惑う
「また飴食べたんですね」
「あ、ああ」
ゴミ箱にはさっき捨てた飴の包み紙。
目ざといなぁ……。

「いい加減虫歯になりますよ」
「……俺、歯ぁ丈夫なんだよ」
「んー、もっといい方法があると思いますけど」
「いや、俺甘いもん好きだし」
「ちょっと前もう飴あきた~って言ってたじゃないですか」
「覚えてねぇな」

ふ~ん、と意味ありげに石井は鼻を鳴らして買い物してきたものを片し始めた。
洗い物をしながらそのテキパキした動きを横目で見る。
働き者だし、いい子なんだよなぁ。

確かに、さっきの奴が言ったように結構可愛いと思う。
背は俺の肩位。
ポニーテールにした髪が動きに合わせて揺れている。
猫みたいな目。あれに見つめられるとなんだか俺は身動きできなくなる。
黒のエプロンの下に、今日はタイトなニットを着ていて胸が目立つ……
「宮田さん」
「どわぁっ」

急に石井がこっちを向いて、心臓が飛び跳ねた。
「?」
「あ、いや、なに?」
ドッドッドッと鼓動がうるさい。
見てたの気付かれたかな……。

「おつりです、買い物の」
「あぁ、はいはい……」

ぴっぴっと水を切った手を差し出しかけて、引っ込める。
「え」
「……そこに、置いといて」
顎でカウンターを示す。
/141ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ