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禁煙チュウ
第8章 はじめて その1
体勢を立て直すと石井の体に両腕を巻きつけて抱きしめる。
胡坐をかいて座り、膝の上に石井を乗せると噛みつくように口づけた。
もう無理。

「……っ、ンん、ふぅ……っ」
カチカチと歯が当たってしまう位激しくキスを重ねる。
合間に漏れる息さえもったいなくて、石井の可愛い唇に夢中で吸いついた。
兎に噛みつくライオンにでもなった気分だ。

興奮が高まってきて、鼓動が速くなる。体が熱くなる。
肌がびりびりして、むずむずして、たまらなくなる。
今すぐ石井を裸にして、直接肌を擦り合わせたくなるのをぐっと堪える。

逃げられないように抱きしめたまま、背中や脇腹も撫でまくる。
服をくしゃくしゃにして、石井の体の輪郭を確かめる。

はぁ……っと石井の唇から色っぽいため息が漏れた。

朱に染まった頬を手のひらで包む。
「石井、ほんとに良いの」
「……はい」
息が乱れて、掠れた声で石井が答える。

「海の見えるコテージとか、夜景の見えるホテルとかじゃなくて」
ふふっと石井が笑う。
「イメージがなんか古臭いですよ」
綺麗に弧を描く唇に見とれる。

「窓から何が見えようが、わたしには宮田さんしか見えないですから」
さっきまで照れて好きとも言えなかったくせに、今度はそんな口説き文句を平気な顔で放つ。
そんな石井にいちいち翻弄されるのが面白くなってる自分に気付く。
ん~ヤバイ。ハマったな。

「……石井、今日はよく喋るね」
からかい混じりに返すと、石井はきゅっと俺を睨んで、ぶにぃ~と頬を摘まんで引っ張った。
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