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禁煙チュウ
第8章 はじめて その1
「ひでででで」
「あっ、すごいほっぺ伸びる」
「やめお~」
ぱっと石井が手を離した。
一瞬見つめ合ったあと、二人で弾けるように笑った。
石井の振動が直に伝わってくる。
膝の上に載せてもまだ鼻先にやっとおでこが届くぐらい。
腕の中にすっぽり収まるその体を、ぎゅうっと抱きしめてめちゃくちゃにしたくなる。
だけど同時に、ずっとこのまま、柔らかく腕の中で大事に閉じ込めたままでいたい気持ちにもなる。
こんなん初めてだなぁ。
俺も初体験、てか。
よし。
「よいしょぉっ」
「ひゃっ」
石井の背中を支えながら、布団に寝転ばせた。
「優しくする。めちゃくちゃ」
目を覗き込んで言うと石井はくすぐったそうに笑った。
「よろしくお願いします」
指を絡ませて握る。
もうそこから、お互いの「好き」が溢れて痺れるようだった。
する前からこんなだったら、繋がったらどんなに気持ちいいだろう。
本当にこんなのは初めてだ。
それはとりあえず秘密にして、最後まで優しくできるように頑張ろう。
そう決意して俺はゆっくりと身をかがめた。
「あっ、すごいほっぺ伸びる」
「やめお~」
ぱっと石井が手を離した。
一瞬見つめ合ったあと、二人で弾けるように笑った。
石井の振動が直に伝わってくる。
膝の上に載せてもまだ鼻先にやっとおでこが届くぐらい。
腕の中にすっぽり収まるその体を、ぎゅうっと抱きしめてめちゃくちゃにしたくなる。
だけど同時に、ずっとこのまま、柔らかく腕の中で大事に閉じ込めたままでいたい気持ちにもなる。
こんなん初めてだなぁ。
俺も初体験、てか。
よし。
「よいしょぉっ」
「ひゃっ」
石井の背中を支えながら、布団に寝転ばせた。
「優しくする。めちゃくちゃ」
目を覗き込んで言うと石井はくすぐったそうに笑った。
「よろしくお願いします」
指を絡ませて握る。
もうそこから、お互いの「好き」が溢れて痺れるようだった。
する前からこんなだったら、繋がったらどんなに気持ちいいだろう。
本当にこんなのは初めてだ。
それはとりあえず秘密にして、最後まで優しくできるように頑張ろう。
そう決意して俺はゆっくりと身をかがめた。