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第10章 はじめて　その３

あっ、と石井が焦った声を出す。
だけど俺の手はするする肌を撫でながら一気に降りて、石井の小さなお尻を包んだ。
「やーらけ～」
ふにふにと温かいお尻を揉んでみる。

「ん……」
石井が足を動かしてモジモジする。
太ももが俺の先端をかすって、腰がピクリと震える。
もうそこはずっと硬くて、どくどく脈打ってる。

柔らかい太ももにぎゅっと押し付けたい衝動を頑張って押さえて、石井の上から降りる。
ぴったり横にくっついて寝転がり、手を石井の中心へ滑らせた。

息を呑む音が聞こえた。石井は口元を押さえて向こうを向いてしまう。
同時に、俺も生唾を飲み込んだ。
「石井、すごい……」

石井のそこは思わず手を引っ込めてしまいそうになるほど熱かった。
下着の上から解るほど。
熱くて、そして濡れていた。

指でぐっと押さえると、下着ごとぬるっと滑った。
「……ん、や……」
石井が小さく反応する。

膝をぎゅっと閉じても隙間のできる細い足では、なんの邪魔にもならない。
俺の手はやすやすと中心を撫でまわした。
「あっ、やぁっ……」

ぬる、ぬる、と指が滑る。
あぁもう、こんなにして。
ふつふつと、オスの欲望がたぎりだす。

「……脱いで、石井」
そう言うと俺は返事を待たずに石井の下着に手をかけ、腰を持ち上げさせると一気に脱がせた。