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帝都被虐奇譚 美少女探偵助手の危険な冒険、ふしだらな願望
第13章 紀子が知った『ある事実』と、乙女の密かな野望
洋館の中に秘密トンネルがある。紀子が嘘をついてまでそんな重要事項を名探偵氏に教えなかったことには理由があります。
(寧子さまを助け出されてなるものですか)
紀子は名探偵の腕の中で、いつもは清楚でチャーミングな美貌に、微かな強かさをたたえます。そう、皆様ご記憶でしょうか。五十面相から屈服を迫られた紀子が聞かされたある事実の事を…。
(寧子さまが、篠宮先生のフィアンセなんて知らなかったわ。だとすれば彼女がずっと、五十面相の奴隷であった方がいい…。そうすれば、先生はわたくしのものですもの。わたくし、先生のお嫁さんになって名探偵の助手から、名探偵夫人に昇進するつもりですの…。紀子は帝都貴族になりたいの! だから五十面相に屈したふりをしたんですもの。大怪盗も甘いわね、女心を攫めないようではいつか逮捕されるわ)
男女の仲とは所詮、馬鹿し合い。大怪盗としたたかな美少女探偵助手の第一回戦は引き分けとといった具合でしょうか。
(でも、わたくしを放置して寧子さまだけ連れ去るなんて…ちょっぴり悔しい)
そんなマゾヒスティックな性癖を開眼させられた分だけ、紀子の負けかもしれません。でも、大怪盗の野望…だけでなく乙女の秘めたる野望の実現、そんな戦いの火ぶたは切って落とされたばかりのようです。それは後の章に委ねましょう。
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