この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
17歳の寄り道
第10章 【村上編】急転
俺の返事に、白川はつぶらな瞳をさらにまんまるにさせた。
何だよそのリアクション。お前が言いだしたんだろ。

「いいの?先生なのに?この前プリンくれた時だって、見つかったらだめな感じだったのに…」

「俺のズボンずり下げて咥えた奴がよく言うよ。別に俺は、お前ひとり抱くぐらい何てことないよ。オナニーしてるのと変わらない」

鼻で笑って答えた。
それは半分本当で半分は嘘だが、この提案にはボランティア精神もわずかに混じっていた。そして、そこにはもちろん…白川を抱きたいという、薄汚い興味も。


「いいか。条件は絶対秘密。それだけだよ」


真っ赤な顔をして、白川は頷いた。



その後、彼女を送り届けて家に帰った。
少し仕事を片づけ、布団に入った時、白川と交わした約束を思い浮かべ、溜息を吐いた。

「バカな約束してしまったな……」

寝返りを打つが、白川の姿が頭から離れない。

抜かれたせいもあるが、その晩はオナニーする気にはなれなかった。
瞳を揺らして俺を見つめるあの眼差し。あどけない笑顔や、無防備な泣き顔―――。

寂しい時は、抱き締めてやりたい。
あいつが求める時に、そばにいられたら……。

そんな事まで考えている自分に苦笑した。

結局、ずっとあいつのことばかり考えている。恋してるわけでもあるまいし。
あいつも、いくら不安だとしても、やってる事はクソビッチじゃねえか。

これ以上、俺の心を埋め尽くされたくなくて、冷静になろうと思いを巡らせる。

――今日の約束は、あいつにとってもその場のノリだったのかもしれない。本気で言っているわけじゃないかもしれない。
まともに受け取り過ぎるな。

あいつを妄想するのと、実際に抱くのではわけが違う。

入れ込んで痛い目に遭うのは、俺だ。
/452ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ