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17歳の寄り道
第24章 【遥編】3日間
「お顔を上げてください、お母さん」

村上の困惑する声が聞こえてきた。
碧の母ちゃんが、村上に謝っている。


俺と碧は客間からしばらくはその様子に耳をそばだてていたが、……やっぱりドアを閉めた。

「…はるくん、はるくんここきて」

凛太は布団に寝ながら、俺にべったり、体が真っ赤だ。

猩紅熱とも言うんだな。
それなら知ってる。昔、若草物語で出てきた。母さんが読み聞かせてくれたのを覚えている。

「遥にもうつしたらごめん…」と碧が申し訳なさそうにしているから、頭を撫でてみた。

「うつったらうつった時で、そこまで碧が気にすることはねぇだろ」

碧は、俺に撫でられるままに、頬を赤らめて俯いていた。


碧の足は折れてはいなくて捻挫だった。完治まで1ヶ月かかるらしくて、さっきバイト先に詫びを入れていた。

「迷惑掛けちゃった…シフトたくさん入ってたのに…」
「今回は仕方ねえよ。元気になったら倍働いたら」
「…うん」
「凛太寝たぞ。碧も寝ろ。俺も寝るし」
「……じゃあ、遥、隣に来て」
「ああ…」

俺が布団の真ん中で、凛太と碧に挟まれる。
碧は俺の身体に柔らかい胸を押し付けるようにして、俺の身体を抱きしめた。


嬉しいけど……つか、勃ってきた。

「これやばくね?母ちゃん来たら」
「でも……目を瞑ると昨日のこと思い出しちゃうから」

そう言う碧の肩が小刻みに震えている。

「遥、触って……」

村上の服を着た碧が、俺の手をそこに当てた。

「触られた所が気持ち悪くて、……だから、遥にしてもらいたい」

クソ…耳元で囁くな。

凛太も母ちゃんもいるのに。そんなことは碧もわかっているだろう。
それでもこうして俺に言うのは……クソ親父につけられた傷は深いのか。

俺がすることで、逆にリアルに思い出さないのか心配だけど…

「……わかったよ。その前に」
碧の頬を撫で、唇を押し付けた。

「んっ…」

声を漏らし、碧が舌を絡めてくる。息もできないぐらい絡め合い、舌が咥内で蠢き俺を求めている。

すぐに碧のパンティーの中に手を伸ばした。
全く濡れてなくて、誰かとした痕跡がない事に安堵した。

クソ親父は論外として…村上との仲を疑ってしまう自分はいる。
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