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17歳の寄り道
第34章 【碧編】夢の途中
「……碧?なんかぼーっとしてねぇ?」

「なんか……再会した時のこと思い出したの。夢みたいで、嬉しくて、胸がいっぱい」

遥は私を抱き上げて、ベッドに移った。
白いシーツの上で、すっかり大きくなっているそれに手を伸ばして、両手で包んで先にキスをした。
遥が大きく息を吐くと嬉しくなって、夢中で続けて絶頂へと誘う。


「ちょっと、待って。俺もする」

奥まで口に含んでいる私を止めて、脚を開かせた。
遥の指が熱く潤う私にぐっと入ってきた。
すでに遥を求めるかのように蜜が滴っている。
そこに躊躇なくキスをされて、私の体は快感に震える。

慈しむようにお互いを愛撫して、終わりのない快感を与え合う。
愛してることが伝わればいいな。


「碧。好きだよ」

愛の言葉が降ってきて、遥と繋がる。

何度言い合ったかわからない愛の言葉は、今日も私の心を満たし、隙間なく遥とひとつになった。


テーブルの上には、私と遥の未来を結ぶ一枚の紙がある。

この人と、ずっと一緒にいたい。

果てるまで抱き合い、将来を誓って、愛を伝える。



「愛してる。私と一緒にいてくれてありがとう」


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