この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
17歳の寄り道
第36章 【千晴編】台風の夜
先生の匂い、こんなだったっけなぁ。
洗剤が変わったのかも。
腕の感触は、こんなだった気がする。


そうだよね、だからウーロン茶にしろって先生言ってたね。

明日も仕事だもん。

でも私、先生には迷惑かけちゃったけど、嬉しかった。

飲んでる最中も夢見てるみたいで、煮魚もおひたしもおいしかったなぁ……


ビールはもう、しばらく飲まない。
キスする時、酒臭いって言われたくないし。




って、何でキスしてくれたんだっけ。




さっきまですごく吐きそうだったけど、今はスッキリ……






「ん……」

目を開けて、見えた風景は、見た事のない天井と照明だった。

「え?」

がばっと起きたら、グレーのスウェットを着た先生がすぐ隣の床に座っていた。

「気分はどうだ」
「え?なに?先生……」

私は、服を着たまま、ソファに寝かされていた。

「忘れたとは言わせんぞ。25になったんなら、適量を考えろ」



………もしかして、リバース……!?

先生の服装が変わり、乾燥機らしきものが回っている音がしているのが答えのようだ。

「ごめんなさい…!」

「……飲め」

先生は、頭を下げる私に、水の入ったグラスを差し出した。

激しい自己嫌悪に陥りながら水を飲んで、掛けてくれていたタオルケットを避けたら、スカートに惨事の跡が見られた。

「ぎゃあ!は、吐い…」

「腕は拭いたが、勝手に着替えさせるわけにもいかんからな。風呂使いたかったら使え。タオルは置いてある」

先生は淡々と説明する。
風呂使いたかったら、っていうかこれ、絶対入らないとヤバいレベル。

ああ、髪も…!
こんなんで、小綺麗なソファに寝っ転がって私…!

「先生、ごめんなさい、ごめんなさい」
「いいから、入ってこい」

半ばパニックになりながら、シャワーだけお借りしようとバスルームに向かった。
/452ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ