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17歳の寄り道
第3章 【碧編】少女の殻を脱いで
そこに立っていたのは、キャメル色のブレザーを着た、制服姿の女の子だった。
浅野君と同じ、薄茶色の髪色で、瞳の大きな綺麗な子。
私の顔を見て、明らかに困惑した表情を浮かべている。
「は、遥…この人誰?」
「結愛、向こう向いてろ!鍵掛かってただろ!何で開けんだよ!」
浅野君はばさっと私の体に布団を掛けると、全裸で立ちあがってドアの方まで行く。
その、ユアちゃんという子は、ぎゅっと目をつむって浅野君から顔を背けている。
「勝手にうち入ってくんなよ!」
「だって…」
「いいから今日は帰れ。また連絡するから」
浅野君は、床に落ちていたトランクスを穿いて、その子と部屋の外に出ていってしまった。
話し声は聞こえてくるが、詳しい内容まではわからない。
二人がどういう関係なのか全くわからない。
一緒に住んではいないようなので、兄弟ではないらしい。
あれが元カノさん…?すごくかわいい。
それにしても私は、何て情けないんだろう。
よりによって、処女喪失の日に、知らない女の子に押しかけられて…
浅野君の気持ちだってわからないまま、エッチしてしまったし。
セックスしている間は、痛くてもこれ以上ない幸せだったが、体が離れてしまうと、自分がすごく惨めな存在だと実感した。
そろそろとベッドから這い出て、下に落ちているセーラー服を拾う。
処女ではなくなったのを主張するかのように、大事な部分には違和感があるが、自転車に乗って帰らなければ。
ショーツに薄く血がついた。
浅野君と同じ、薄茶色の髪色で、瞳の大きな綺麗な子。
私の顔を見て、明らかに困惑した表情を浮かべている。
「は、遥…この人誰?」
「結愛、向こう向いてろ!鍵掛かってただろ!何で開けんだよ!」
浅野君はばさっと私の体に布団を掛けると、全裸で立ちあがってドアの方まで行く。
その、ユアちゃんという子は、ぎゅっと目をつむって浅野君から顔を背けている。
「勝手にうち入ってくんなよ!」
「だって…」
「いいから今日は帰れ。また連絡するから」
浅野君は、床に落ちていたトランクスを穿いて、その子と部屋の外に出ていってしまった。
話し声は聞こえてくるが、詳しい内容まではわからない。
二人がどういう関係なのか全くわからない。
一緒に住んではいないようなので、兄弟ではないらしい。
あれが元カノさん…?すごくかわいい。
それにしても私は、何て情けないんだろう。
よりによって、処女喪失の日に、知らない女の子に押しかけられて…
浅野君の気持ちだってわからないまま、エッチしてしまったし。
セックスしている間は、痛くてもこれ以上ない幸せだったが、体が離れてしまうと、自分がすごく惨めな存在だと実感した。
そろそろとベッドから這い出て、下に落ちているセーラー服を拾う。
処女ではなくなったのを主張するかのように、大事な部分には違和感があるが、自転車に乗って帰らなければ。
ショーツに薄く血がついた。