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第4章 束縛中






約束した通り、それから後日は致しておりません。

週明けに、予定通りに打ち合わせが終わり後は、実家に帰ってきている時はそうしているように、週末まで気ままに過ごそうとしているのだが…

今回は、ミステイク。
ヒビキがいる性で、調子を崩せられている。

隙きあらば感は勿論だし、あらぬチョッカイでコチラの精神を削ってくる。

仕事真面目にしようよ。
ま、日中は本社にちゃんと言ってるみたいだから仕事はしているようだが。



「あー、やっと終わった」


帰ってくるなりそう告げたヒビキ。



「ちゃんと仕事もしたし、約束も守ったから帰るか」

「は、帰る」

「我慢の限界
タミの両親には、言ってあるから
ほら、荷物」



既に用意されていた荷物を渡され玄関へ。



「お世話になりました」

「お構いもできなくて」

「今度はちゃんと挨拶に伺いますのでおじさんに宜しくお伝え下さい」

「はい、お待ちしてます」



…またもや、私抜きですか。

そんな私を見て、帰り際にそっと耳打ちをした。



"挨拶は大事よ、大丈夫父さんにはバレてないから。
あなた達も、ギッ婚バッ婚じゃ嫌でしょ"



しっかり、致していたことは母にバレていた。





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