この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
真昼の情事
第3章 居間
風呂場を出た一松は、おざなりに体を拭くとそのままバスタオルを腰に巻いて台所へ向かう。頭の中はこれからどうカラ松を啼かせるかだ。
冷蔵庫の扉を開けるとビールの缶を手に取ってカシュッとタブを上げた。ごくごくと流し込みながら、ふと異変を感じた気がして再度冷蔵庫を開ける。
そして、勢いよく居間を向く。
そこにはビール片手にひらひらと手を振る長男がいた。
「おーっす。今日なら二人揃ってると思ってさ、上がってるぜぇー」
一松は縁側に面した窓の鍵をかけなかったことを後悔した。
冷蔵庫の扉を開けるとビールの缶を手に取ってカシュッとタブを上げた。ごくごくと流し込みながら、ふと異変を感じた気がして再度冷蔵庫を開ける。
そして、勢いよく居間を向く。
そこにはビール片手にひらひらと手を振る長男がいた。
「おーっす。今日なら二人揃ってると思ってさ、上がってるぜぇー」
一松は縁側に面した窓の鍵をかけなかったことを後悔した。