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同棲中の彼とのセックスレスを解消したい!
第1章 模索
「ねぇ、れみ。もうひとつだけ、お願いを聞いてもらってもいい?」
「お願い? なぁに?」
「革のチョーカーを買うから、それもつけてほしいんだ。その……可愛い首輪……みたいな……」
「……」
「ごっ、ごめん。イヤならいいんだけど、そういうプレイってしたことがないじゃない? ハードなやつじゃないよ、俺がれみを可愛がる感じの……。そういう、やったことがないプレイに手を出してみるのもありかなあって思って……」
最後のほうは消え入りそうな声になっていた。
彼の言いたいことはわかる。
いわゆる、『マンネリ化』を打破しようという試み。いつも通りのセックスではなく、ふたりの間に新しい刺激を与えるプレイ。
セックスレスの原因はわたしにある。
わたしの気持ち次第で変わるかもしれない。
でも……『いつも通り』からはみ出すのはとても勇気がいる。
恥ずかしいし、自分自身どんなふうに思うのか想像もできなくて……少し怖い。
失敗して、余計にセックスレスに陥ってしまったら?
はじめのことをも怖いと感じるようになってしまったら……?
様々な思いがこころの中に溢れる。
でも……はじめのことが好き。彼に喜んでもらいたい。
ふたりで、また前みたいに満ち足りたセックスがしたい。セックスレスを解消したい!
そう強く思うと、わたしは小さくうなずいてみせた。
「お願い? なぁに?」
「革のチョーカーを買うから、それもつけてほしいんだ。その……可愛い首輪……みたいな……」
「……」
「ごっ、ごめん。イヤならいいんだけど、そういうプレイってしたことがないじゃない? ハードなやつじゃないよ、俺がれみを可愛がる感じの……。そういう、やったことがないプレイに手を出してみるのもありかなあって思って……」
最後のほうは消え入りそうな声になっていた。
彼の言いたいことはわかる。
いわゆる、『マンネリ化』を打破しようという試み。いつも通りのセックスではなく、ふたりの間に新しい刺激を与えるプレイ。
セックスレスの原因はわたしにある。
わたしの気持ち次第で変わるかもしれない。
でも……『いつも通り』からはみ出すのはとても勇気がいる。
恥ずかしいし、自分自身どんなふうに思うのか想像もできなくて……少し怖い。
失敗して、余計にセックスレスに陥ってしまったら?
はじめのことをも怖いと感じるようになってしまったら……?
様々な思いがこころの中に溢れる。
でも……はじめのことが好き。彼に喜んでもらいたい。
ふたりで、また前みたいに満ち足りたセックスがしたい。セックスレスを解消したい!
そう強く思うと、わたしは小さくうなずいてみせた。