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同棲中の彼とのセックスレスを解消したい!
第1章 模索
──こうして、彼好みの『れみにぴったりの』お洋服が決まり、手元に届いた。
丁寧に梱包されたそれらをふたりで開け、早速身に着けてみる。
思わず感嘆のため息が零れる。
こんなに可愛いお洋服がこの世の中に存在するなんて!
深いグリーンの生地にクラシカルなバラが描かれたギャザースカート。
裾には繊細なレースがあしらわれている。
オフホワイトのシンプルなブラウスに、スカートと同じ色のカーディガン。
そのカーディガンは、ボタンのあたりから広がるようにレースの刺繍がほどこされている。シンプルなソックスは淡いグリーン。
真新しい服のにおいがした。
全身を姿見に映して見る。
自分であって、自分ではない他の誰かのような感じがした。
「よく似合ってる! ほんとうに可愛いよ」
はじめが隣に立ち、鏡に映るわたしと目を合わせて言った。
気恥ずかしさに頬が赤くなる。
ゆるくウェーブのかかった、胸元まである髪を彼が撫でた。
自然と向き合うかたちになり、たちまち彼の腕の中にすっぽりと包まれてしまった。
「ちょっ──ちょっと、はじめ……」
丁寧に梱包されたそれらをふたりで開け、早速身に着けてみる。
思わず感嘆のため息が零れる。
こんなに可愛いお洋服がこの世の中に存在するなんて!
深いグリーンの生地にクラシカルなバラが描かれたギャザースカート。
裾には繊細なレースがあしらわれている。
オフホワイトのシンプルなブラウスに、スカートと同じ色のカーディガン。
そのカーディガンは、ボタンのあたりから広がるようにレースの刺繍がほどこされている。シンプルなソックスは淡いグリーン。
真新しい服のにおいがした。
全身を姿見に映して見る。
自分であって、自分ではない他の誰かのような感じがした。
「よく似合ってる! ほんとうに可愛いよ」
はじめが隣に立ち、鏡に映るわたしと目を合わせて言った。
気恥ずかしさに頬が赤くなる。
ゆるくウェーブのかかった、胸元まである髪を彼が撫でた。
自然と向き合うかたちになり、たちまち彼の腕の中にすっぽりと包まれてしまった。
「ちょっ──ちょっと、はじめ……」