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同棲中の彼とのセックスレスを解消したい!
第2章 艶羨
いつも通り、社員の方から連絡事項等の話を聞いてから待機室に入る。
この社員の方は、はじめの先輩の友達のご両親の元で働いていたひとだと聞いていた。
はじめの先輩の友達のバックアップやフォローもする、頼りがいのある社員だと言っていた。
この社員は物腰のやわらかい、落ち着いた話し方をする男のひと。
丁寧に撫でつけられ、整えられた髪型が好ましいと感じた。
しばらくしてドアがノックされ、部屋へと案内される。
緊張から、手先が痺れるような感覚がした。
その部屋は、今まで入ったことのない特殊な造りをしている不思議な部屋だった。
向こう側にはキングサイズのベッドが置いてある。
そのすぐ横に、向こう側とこちら側を分断するように鉄格子が床から天井へと伸びている。
それぞれ別のドアから入るようになっていた。向こう側には反対側の壁にもドアがついている。間接照明のみ。こちら側は特に薄暗くなっているように感じた。
わたしたちが入った側には、鉄格子の向こうを鑑賞しやすいように、テーブル、そしてソファーという順に家具が並べてある。
ソファーの後ろ、部屋の奥にはいつも案内されるところと同じように作り付けの受話器がついていて、そこから飲み物をオーダーできるようになっていた。
「すごい部屋ね……」
小声で言うと、彼もそうだねと小さな声で答えてから静かにソファーに腰掛けた。
ベッドの上の男女は、わたしたちが入ってきたときにはもうすでに絡み合ってキスをしていた。この部屋に慣れているのか、いつも利用しているからなのか、彼らはまったくこちらを見ない。
この社員の方は、はじめの先輩の友達のご両親の元で働いていたひとだと聞いていた。
はじめの先輩の友達のバックアップやフォローもする、頼りがいのある社員だと言っていた。
この社員は物腰のやわらかい、落ち着いた話し方をする男のひと。
丁寧に撫でつけられ、整えられた髪型が好ましいと感じた。
しばらくしてドアがノックされ、部屋へと案内される。
緊張から、手先が痺れるような感覚がした。
その部屋は、今まで入ったことのない特殊な造りをしている不思議な部屋だった。
向こう側にはキングサイズのベッドが置いてある。
そのすぐ横に、向こう側とこちら側を分断するように鉄格子が床から天井へと伸びている。
それぞれ別のドアから入るようになっていた。向こう側には反対側の壁にもドアがついている。間接照明のみ。こちら側は特に薄暗くなっているように感じた。
わたしたちが入った側には、鉄格子の向こうを鑑賞しやすいように、テーブル、そしてソファーという順に家具が並べてある。
ソファーの後ろ、部屋の奥にはいつも案内されるところと同じように作り付けの受話器がついていて、そこから飲み物をオーダーできるようになっていた。
「すごい部屋ね……」
小声で言うと、彼もそうだねと小さな声で答えてから静かにソファーに腰掛けた。
ベッドの上の男女は、わたしたちが入ってきたときにはもうすでに絡み合ってキスをしていた。この部屋に慣れているのか、いつも利用しているからなのか、彼らはまったくこちらを見ない。