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同棲中の彼とのセックスレスを解消したい!
第2章 艶羨
わたしははじめの分のコーヒーもオーダーし、なるべく音をたてないように注意して自分もソファーに浅く座った。
まるで幕のあがった演劇を途中から見るために、忍び足で入ったかのよう。部屋の中にキスを交わす生々しい音が響く。
男性はわたしたちより十歳は年上に見え、女性は同年代か少し上かと思えた。
男性の少し乾いた油紙のような肌に、女性の少し骨ばった手が触れる。
コーラルピンクのグラデーションネイルが目に入った。
この爪が男性の肌に喰いこむ様を見たような気がして、少しめまいがした。
なんて刺激的な部屋なのかしら……。
「ミナコ、舌を出して」
「あぁ……ダメ、見られているわ。見られているのに、そんなこと……」
「大丈夫だよ。いつもしているみたいに、ほら、舌を出して」
男性が一字一字を彫りつけるようなゆっくりとした口調で言った。
ミナコと呼ばれた女性が生き物のように動く赤い舌を出し、男性がそれを吸い上げるようにしゃぶりつく。
ゴツゴツとした分厚い手が彼女の胸元を弄り、そして器用に服を脱がしていった。
放り出された胸が揺れ、色っぽい笑い声が飛び出す。
分厚い手に揉みしだかれ、かたちを変える胸。硬く大きくなっている突起を、男性の太い指がキュッと摘む。
小鳥のさえずりのような声が響いた。
まるで幕のあがった演劇を途中から見るために、忍び足で入ったかのよう。部屋の中にキスを交わす生々しい音が響く。
男性はわたしたちより十歳は年上に見え、女性は同年代か少し上かと思えた。
男性の少し乾いた油紙のような肌に、女性の少し骨ばった手が触れる。
コーラルピンクのグラデーションネイルが目に入った。
この爪が男性の肌に喰いこむ様を見たような気がして、少しめまいがした。
なんて刺激的な部屋なのかしら……。
「ミナコ、舌を出して」
「あぁ……ダメ、見られているわ。見られているのに、そんなこと……」
「大丈夫だよ。いつもしているみたいに、ほら、舌を出して」
男性が一字一字を彫りつけるようなゆっくりとした口調で言った。
ミナコと呼ばれた女性が生き物のように動く赤い舌を出し、男性がそれを吸い上げるようにしゃぶりつく。
ゴツゴツとした分厚い手が彼女の胸元を弄り、そして器用に服を脱がしていった。
放り出された胸が揺れ、色っぽい笑い声が飛び出す。
分厚い手に揉みしだかれ、かたちを変える胸。硬く大きくなっている突起を、男性の太い指がキュッと摘む。
小鳥のさえずりのような声が響いた。