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同棲中の彼とのセックスレスを解消したい!
第2章 艶羨
「ごめんごめん。これから準備する。とりあえず、うちの中に入って。開けるから」
そう言って、はじめはわたしに手を合わせ軽く頭を下げてから部屋を出て行った。
ピザを頼んで、その間に簡単にできるおつまみを用意しておこう。
ガーリックシュリンプ、たっぷりの水菜等の葉物野菜とお豆腐のサラダ、たたききゅうりのお漬物、鶏のむね肉のレモン炒め……。テキパキと準備を進める。
はじめが友達を部屋の中に案内し、挨拶を交わす。彼らは手土産に、有名なケーキ屋さんの箱をぶら下げていた。
はじめは友達が多い。このメンバーは、確か大学時代に仲良くなったひとたちだ。
はじめとわたしは同じ大学へ通っていたが、学部が違った。
部屋の中が賑やかになり、食べ物のにおいでいっぱいになった。
できたものから出していき、次から次へと作っていく。
はじめの友達がうちに集まることはよくあることだったので、何食わぬ顔をしてそれらをこなしていくことができた。
冷蔵庫の中のもの、冷凍庫にあったものを余すことなく使っていく。
しばらくしてピザが届き、少し前に買って置いていたワインを開けた。
「れみちゃんはほんとうに料理上手だなぁ」
「美人だし。ももさく、幸せ者だな」
アップにしていた髪の乱れを直しながら、わたしは彼らに笑いかけた。
窓の外にはとっぷりとした夜が広がっている。カーテンを引き、空いているお皿を手にキッチンへと戻る。
そう言って、はじめはわたしに手を合わせ軽く頭を下げてから部屋を出て行った。
ピザを頼んで、その間に簡単にできるおつまみを用意しておこう。
ガーリックシュリンプ、たっぷりの水菜等の葉物野菜とお豆腐のサラダ、たたききゅうりのお漬物、鶏のむね肉のレモン炒め……。テキパキと準備を進める。
はじめが友達を部屋の中に案内し、挨拶を交わす。彼らは手土産に、有名なケーキ屋さんの箱をぶら下げていた。
はじめは友達が多い。このメンバーは、確か大学時代に仲良くなったひとたちだ。
はじめとわたしは同じ大学へ通っていたが、学部が違った。
部屋の中が賑やかになり、食べ物のにおいでいっぱいになった。
できたものから出していき、次から次へと作っていく。
はじめの友達がうちに集まることはよくあることだったので、何食わぬ顔をしてそれらをこなしていくことができた。
冷蔵庫の中のもの、冷凍庫にあったものを余すことなく使っていく。
しばらくしてピザが届き、少し前に買って置いていたワインを開けた。
「れみちゃんはほんとうに料理上手だなぁ」
「美人だし。ももさく、幸せ者だな」
アップにしていた髪の乱れを直しながら、わたしは彼らに笑いかけた。
窓の外にはとっぷりとした夜が広がっている。カーテンを引き、空いているお皿を手にキッチンへと戻る。