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同棲中の彼とのセックスレスを解消したい!
第3章 罪悪感
思わずひとりごちてしまった。
手に取って、それをしげしげと眺める。
リボンをとき、透明の袋から取り出して触れてみる。
手に吸い付くような、革のひたりとした感触。
それはチョーカーというより──そう、あのとき彼が言ったように、その太さから『首輪』にも見える、と思った。
バラのエンボス加工がされている黒いなめし革。
真ん中にふたつのハトメが取り付けられており、そのハトメを繋ぐようにシルバーのチェーンがかけられていた。そのチェーンの真ん中には、シルバーの三日月と立体感のあるバラのチャームがぶらさがっていた。
どきりとした。
これを身につけている自分を想像する。
あの可愛らしいお洋服を着て、そしてこれを……。
なんとも言えない、むず痒い気持ちに襲われる。
わたしに似合うかしら?
でも、チャンスかもしれない、と思った。
今これを身につけて、彼の元へ行ってみたら──どうなるかしら。
せっかく彼がプレゼントしてくれたのだから、彼を驚かせて喜ばせたい。
わたしはそう思うとすぐに立ち上がり、着替えをしにそっと部屋を出て行った。
彼を起こさないように、急いで着替えなくちゃ……。
手に取って、それをしげしげと眺める。
リボンをとき、透明の袋から取り出して触れてみる。
手に吸い付くような、革のひたりとした感触。
それはチョーカーというより──そう、あのとき彼が言ったように、その太さから『首輪』にも見える、と思った。
バラのエンボス加工がされている黒いなめし革。
真ん中にふたつのハトメが取り付けられており、そのハトメを繋ぐようにシルバーのチェーンがかけられていた。そのチェーンの真ん中には、シルバーの三日月と立体感のあるバラのチャームがぶらさがっていた。
どきりとした。
これを身につけている自分を想像する。
あの可愛らしいお洋服を着て、そしてこれを……。
なんとも言えない、むず痒い気持ちに襲われる。
わたしに似合うかしら?
でも、チャンスかもしれない、と思った。
今これを身につけて、彼の元へ行ってみたら──どうなるかしら。
せっかく彼がプレゼントしてくれたのだから、彼を驚かせて喜ばせたい。
わたしはそう思うとすぐに立ち上がり、着替えをしにそっと部屋を出て行った。
彼を起こさないように、急いで着替えなくちゃ……。