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同棲中の彼とのセックスレスを解消したい!
第1章 模索
「あのさ、今度れみもあの子が着ていたやつみたいなふりふりの服を着てみてよ。メイドさんでもいいし」
「えっ、似合わないよ、絶対……」
「そんなことないよ! れみは高身長でスタイルがいいから何でも似合うよ!」
「いや、ああいう格好って、あの子みたいに背が小さくて可愛らしい子が似合うものだと思うんだけど……」
「れみのほうが美人だし!」
「……」
はじめは思ったことをそのままくちにすることが多い。
良く言えば、裏表がなく、スッキリとした性格。おなかの中に抱え込むものがあまりない分、いっしょにいて気が楽だといつも思う。
あまりにもストレートな言葉を使うため、こうしてわたしが返答に困ることもあるにはあるのだけど……。
「ねぇ、いいでしょ? お願い!」
「んもう……しょうがないなぁ」
おねだりをする子犬みたい。
こんな顔をされたんじゃ、断れるわけないじゃないのよ。
ガッツポーズをする彼の隣で、わたしはくすりと小さく笑った。
買い物にしても何しても、彼は絶対にわたしに話をしてから行動に移す。そういう優しさが嬉しくて、そしてそんな彼が大好きだった。
それなのに……。わたし、いつからこんなに彼と肌を合わせることへの興味が薄くなってしまったのかしら……。
「えっ、似合わないよ、絶対……」
「そんなことないよ! れみは高身長でスタイルがいいから何でも似合うよ!」
「いや、ああいう格好って、あの子みたいに背が小さくて可愛らしい子が似合うものだと思うんだけど……」
「れみのほうが美人だし!」
「……」
はじめは思ったことをそのままくちにすることが多い。
良く言えば、裏表がなく、スッキリとした性格。おなかの中に抱え込むものがあまりない分、いっしょにいて気が楽だといつも思う。
あまりにもストレートな言葉を使うため、こうしてわたしが返答に困ることもあるにはあるのだけど……。
「ねぇ、いいでしょ? お願い!」
「んもう……しょうがないなぁ」
おねだりをする子犬みたい。
こんな顔をされたんじゃ、断れるわけないじゃないのよ。
ガッツポーズをする彼の隣で、わたしはくすりと小さく笑った。
買い物にしても何しても、彼は絶対にわたしに話をしてから行動に移す。そういう優しさが嬉しくて、そしてそんな彼が大好きだった。
それなのに……。わたし、いつからこんなに彼と肌を合わせることへの興味が薄くなってしまったのかしら……。