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同棲中の彼とのセックスレスを解消したい!
第1章 模索
彼のことは変わらず好きだし、大切に思っている。
でも、どうしてだか彼の身体──極端に言えば下半身──も、『愛しい』と感じれば感じるほど、肌を合わせることの必要性を感じなくなってしまっていた。
手を繋いだり、キスをしたり……それだけでこころは満たされる。
でも、きっと彼はそうじゃない。
健康な男なら、セックスしたいと思うのがふつう……だよね。
「帰ったらネットで調べて、れみにぴったりのものを選んで買うよ。届いたら、しようよ。久しぶりに、ね?」
「うん……まぁ、そうね……」
豪快なふたりのセックスを目の当たりにして、少し潤んだわたしはなんとなく上目遣いで彼を見てしまうのだった。
もしかしたら、そろそろ前みたいにできるかも……。そんなふうに思った。
***
「これなんか、れみに似合うと思うんだけどなあ」
「えぇっ。そんな可愛いデザインの服、着れないよ……」
スマートフォンの画面に映るのは、たっぷりのギャザーとフリルがあしらわれたスカイブルーのジャンパースカート。
オフホワイトのブラウスにもたくさんのフリルが乗っている。
ホワイトとブラックのボーダーのソックス。『不思議の国のアリス』を連想させるような色合いだと思った。
でも、どうしてだか彼の身体──極端に言えば下半身──も、『愛しい』と感じれば感じるほど、肌を合わせることの必要性を感じなくなってしまっていた。
手を繋いだり、キスをしたり……それだけでこころは満たされる。
でも、きっと彼はそうじゃない。
健康な男なら、セックスしたいと思うのがふつう……だよね。
「帰ったらネットで調べて、れみにぴったりのものを選んで買うよ。届いたら、しようよ。久しぶりに、ね?」
「うん……まぁ、そうね……」
豪快なふたりのセックスを目の当たりにして、少し潤んだわたしはなんとなく上目遣いで彼を見てしまうのだった。
もしかしたら、そろそろ前みたいにできるかも……。そんなふうに思った。
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「これなんか、れみに似合うと思うんだけどなあ」
「えぇっ。そんな可愛いデザインの服、着れないよ……」
スマートフォンの画面に映るのは、たっぷりのギャザーとフリルがあしらわれたスカイブルーのジャンパースカート。
オフホワイトのブラウスにもたくさんのフリルが乗っている。
ホワイトとブラックのボーダーのソックス。『不思議の国のアリス』を連想させるような色合いだと思った。