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同棲中の彼とのセックスレスを解消したい!
第5章 糸口
「セックスができないから嫌いになるなんて、ありえない。俺はれみの身体だけが良くてこうしていっしょにいるわけじゃないからね。でも……不安にさせていたよね、ごめん」
「ううん。わたしこそ……」
「れみは悪くない。もっとよく話し合うべきだったんだよね。これからのことだって……」
ごろりとはじめがこちらを向いた。
わたしは首を彼のほうへ向け、視線を合わせた。
真剣な目とであう。どきっとした。
濡れたような瞳。
彼の手がわたしの頬に触れた。
「カップルだけじゃない、たくさんの夫婦も来ていたよね。その夫婦たちの姿を見て、それから悩みを聞いているうちに俺たちは俺たちのペースができていくものだと思うようになった。それでいいと思うようになったんだ。夫婦って、そういうものなのかなって。でも、俺たちはまだ夫婦じゃない。言うタイミングがなかなか掴めなくて……れみを追い詰めてしまった。俺、これからもれみといっしょに暮らしていきたいし、自分たちのペースで愛し合っていきたい。れみ、愛してる。俺と、結婚してほしい」
瞳が揺れる。
胸がいっぱいになり、思わず唇を噛んでしまった。
「ううん。わたしこそ……」
「れみは悪くない。もっとよく話し合うべきだったんだよね。これからのことだって……」
ごろりとはじめがこちらを向いた。
わたしは首を彼のほうへ向け、視線を合わせた。
真剣な目とであう。どきっとした。
濡れたような瞳。
彼の手がわたしの頬に触れた。
「カップルだけじゃない、たくさんの夫婦も来ていたよね。その夫婦たちの姿を見て、それから悩みを聞いているうちに俺たちは俺たちのペースができていくものだと思うようになった。それでいいと思うようになったんだ。夫婦って、そういうものなのかなって。でも、俺たちはまだ夫婦じゃない。言うタイミングがなかなか掴めなくて……れみを追い詰めてしまった。俺、これからもれみといっしょに暮らしていきたいし、自分たちのペースで愛し合っていきたい。れみ、愛してる。俺と、結婚してほしい」
瞳が揺れる。
胸がいっぱいになり、思わず唇を噛んでしまった。