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恋はいつでも平行線【完結】
第26章 *二十六*
 お腹の奥がきゅーっと絞られたかのような感覚になり、目の奥がちかちかとする。
 息が上がり、苦しい。
 青の名前を呼びたくても、喘ぎ声しか出なくて、もう、なにがなんだか分からなくなった。
 ちかちかと星が散る。

 神楽はクライマックスに向けて、鈴と太鼓と笛の音が重なり、不規則なリズムがわたしの身体を揺さぶる。

「柚希は、だれよりも神田の巫女だよ」
「ぁ……っ!」
「好きな人がいても、俺なんかに身体を開くなんて」
「あ……お?」
「ほら、柚希。前みたいに後ろから貫いてあげる」

 青はそういうと、イキすぎて力が入らないわたしをうつ伏せにすると、腰だけ上げさせられ、前にもされたように後ろから青に貫かれた。

「んぁっ」

 後ろから抱えるようにして、胸と蕾を同時に愛され、気が狂いそうになる。

「今までで一番、柚希のナカ、とろけてる。ね、子宮口にぐりぐり当たってるの、分かる?」
「あ……青、それ、だめぇ」

 ごつごつと奥をつつかれると、それに合わせてナカがきゅうっときつく締め付けた。

「ナカに出すから、受け止めて」

 青のその声に、わたしは布団を握りしめた。
 青は無言で何度か奥を突き上げ──神楽の終わりの音に合わせて、ナカに熱い液体を吐き出した。

「ぁぁぁ、臣哉……っ!」
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