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恋はいつでも平行線【完結】
第6章 *六*
臣哉が言うように、傲慢な人が好きな人も中にはいるだろう。しかし、それは臣哉みたいな根拠のない傲慢というよりは、きちんと裏付けのある自信からくる傲慢さだと思う。
臣哉は、見た目がよいというだけで、幼い頃からちやほやされてきた。その結果、変に自信を持ってしまったのだろう。
見た目だけの薄っぺらい傲慢な男なんて、だれからも断られるに決まってるじゃないの!
もう、無理! 無理ったら、無理!
「────っ!」
抜きなさいよ! と言おうとした瞬間に、腰をぐりぐりと押し込んでくるのは止めてほしい。
そのせいで変に力が入って締めつけて、結果、臣哉をあおるような形になってしまった。
「へぇ? いい度胸、してんな?」
「やっ、やめ……っ!」
胸を痛いくらい握りしめられて、敏感な胸の頂が擦れて、勝手に身体が跳ねた。
もうこうなったら止められなくて、わたしの意思に反して、腰が踊り始めた。
「なっ、おまっ、やめろっ!」
「あっ……、やぁぁぁっ!」
止めさせたいのなら、胸から手を離しなさいよ! と思うけれど、それさえも言葉にできない。
訓練された身体は、臣哉から与えられる痛いくらいの刺激さえ、勝手に甘い痺れに変えていく。
「ぁん、ぁっ……!」
いつも感じているけれど、決して触れられることのなかったナカの部分に臣哉が当たっていて、しかも、いい感じに擦れて、わたしを高みへと押し上げていく。
わたしの身体は無意識のうちにイイトコロを探り、より気持ちよくなろうとしていた。
臣哉の熱源を、これでもかと言わんばかりに締めつけ、絞り上げる、わたしのナカ。
臣哉はそれを耐えるように眉間にしわを寄せ、大量の汗をわたしの身体に滴らせながら、無言で腰を振っていた。
臣哉を盗み見ると、悩ましげに眉間にしわが寄り、うっすらと唇が開いていた。その表情は今まで見たことがないほど妖艶で、背中がぞくりと震えた。
「ん……あんっ」
黙っていればいい男の臣哉が、なにも言わないで、真剣な表情でわたしを快楽の頂点へ導こうとしている。
そう思うと、臣哉相手だというのに、胸が高まり、キュンとした。
それはまるで、恋の訪れのようで……。
…………────。
──相手は、臣哉だよ?
わたし、騙されないで!
臣哉は、見た目がよいというだけで、幼い頃からちやほやされてきた。その結果、変に自信を持ってしまったのだろう。
見た目だけの薄っぺらい傲慢な男なんて、だれからも断られるに決まってるじゃないの!
もう、無理! 無理ったら、無理!
「────っ!」
抜きなさいよ! と言おうとした瞬間に、腰をぐりぐりと押し込んでくるのは止めてほしい。
そのせいで変に力が入って締めつけて、結果、臣哉をあおるような形になってしまった。
「へぇ? いい度胸、してんな?」
「やっ、やめ……っ!」
胸を痛いくらい握りしめられて、敏感な胸の頂が擦れて、勝手に身体が跳ねた。
もうこうなったら止められなくて、わたしの意思に反して、腰が踊り始めた。
「なっ、おまっ、やめろっ!」
「あっ……、やぁぁぁっ!」
止めさせたいのなら、胸から手を離しなさいよ! と思うけれど、それさえも言葉にできない。
訓練された身体は、臣哉から与えられる痛いくらいの刺激さえ、勝手に甘い痺れに変えていく。
「ぁん、ぁっ……!」
いつも感じているけれど、決して触れられることのなかったナカの部分に臣哉が当たっていて、しかも、いい感じに擦れて、わたしを高みへと押し上げていく。
わたしの身体は無意識のうちにイイトコロを探り、より気持ちよくなろうとしていた。
臣哉の熱源を、これでもかと言わんばかりに締めつけ、絞り上げる、わたしのナカ。
臣哉はそれを耐えるように眉間にしわを寄せ、大量の汗をわたしの身体に滴らせながら、無言で腰を振っていた。
臣哉を盗み見ると、悩ましげに眉間にしわが寄り、うっすらと唇が開いていた。その表情は今まで見たことがないほど妖艶で、背中がぞくりと震えた。
「ん……あんっ」
黙っていればいい男の臣哉が、なにも言わないで、真剣な表情でわたしを快楽の頂点へ導こうとしている。
そう思うと、臣哉相手だというのに、胸が高まり、キュンとした。
それはまるで、恋の訪れのようで……。
…………────。
──相手は、臣哉だよ?
わたし、騙されないで!