この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋はいつでも平行線【完結】
第8章 *八*
臣哉はそれから、冗談抜きで、本当にわたしのナカに三回も吐き出した。
ナカは粘膜でできているから、とても繊細なのに、臣哉はぜんぜんそんなこと、考慮してくれなかった。
これだけ酷使されたら、最後のほうはさすがに痛くて、本気で泣きそうになった。
だけどそうすると、今度は臣哉は泣き顔がそそるとか言い始めて、四回目に突入しそうだったところ、臣哉のスマホが鳴り、助かった。
「なんだよ……あぁ、渡したよ。わかった、今から帰る」
臣哉はスマホを切ると、舌打ちをした後、ようやくわたしのナカから抜け出てくれた。
ぬるっと抜け出るときに、変に感じたけれど、必死になって声をかみ殺した。
「夜にまた来る」
「は? 来るなっ!」
「さっきのでは足りなかった」
「あんたの都合なんて、知らないわよ!」
「じゃあな」
臣哉はいつものように、人の話を聞かず、しかもわたしの手首に金のブレスレットをつけたまま、来た時と同じように唐突に帰っていった。
ベッドの上に、放置されたわたし。
先ほどまで臣哉が居座っていた場所は、熱を失って、なんだか変な感じだ。
強制的に酷使された身体は激しくだるくて、だけどこのままにしておくのも気持ちが悪いため、とりあえず、シャワーを浴びることにした。
注意深く身体を起こし、ぐしゃぐしゃになった白い浴衣の上に座り込んだ。
「…………んっ」
身体を起こしたことで、ナカから臣哉が思いっきりだした精液がどろどろとあふれてきて、気持ちが悪いのに、それが伝う感触はナカを甘く刺激して、喘ぎ声が出た。
臣哉にも言ったけれど、わたしは嫌だと拒否をしたのに、無理強いされた。これは明らかな強姦だ。
だけどそう強く言えないのは、心は嫌でも、身体は悦んで受け入れ、気持ちがよかったと感じてしまったからだ。
また、どろり……と流れてきた。
流れ出てきた白濁液のにおいが、鼻をかすった。
「────っ!」
栗の花の匂いだとか、漂白剤みたいな匂いだとか、言われているけれど、初めて嗅いだ、その匂いは──。
「ぁ……はぁ……」
くらり……と脳の奥がしびれ、ぼんやりとした。
わたしの鼻には、それはとても甘くかぐわしく、いい匂いに感じた。
「…………」
ナカは粘膜でできているから、とても繊細なのに、臣哉はぜんぜんそんなこと、考慮してくれなかった。
これだけ酷使されたら、最後のほうはさすがに痛くて、本気で泣きそうになった。
だけどそうすると、今度は臣哉は泣き顔がそそるとか言い始めて、四回目に突入しそうだったところ、臣哉のスマホが鳴り、助かった。
「なんだよ……あぁ、渡したよ。わかった、今から帰る」
臣哉はスマホを切ると、舌打ちをした後、ようやくわたしのナカから抜け出てくれた。
ぬるっと抜け出るときに、変に感じたけれど、必死になって声をかみ殺した。
「夜にまた来る」
「は? 来るなっ!」
「さっきのでは足りなかった」
「あんたの都合なんて、知らないわよ!」
「じゃあな」
臣哉はいつものように、人の話を聞かず、しかもわたしの手首に金のブレスレットをつけたまま、来た時と同じように唐突に帰っていった。
ベッドの上に、放置されたわたし。
先ほどまで臣哉が居座っていた場所は、熱を失って、なんだか変な感じだ。
強制的に酷使された身体は激しくだるくて、だけどこのままにしておくのも気持ちが悪いため、とりあえず、シャワーを浴びることにした。
注意深く身体を起こし、ぐしゃぐしゃになった白い浴衣の上に座り込んだ。
「…………んっ」
身体を起こしたことで、ナカから臣哉が思いっきりだした精液がどろどろとあふれてきて、気持ちが悪いのに、それが伝う感触はナカを甘く刺激して、喘ぎ声が出た。
臣哉にも言ったけれど、わたしは嫌だと拒否をしたのに、無理強いされた。これは明らかな強姦だ。
だけどそう強く言えないのは、心は嫌でも、身体は悦んで受け入れ、気持ちがよかったと感じてしまったからだ。
また、どろり……と流れてきた。
流れ出てきた白濁液のにおいが、鼻をかすった。
「────っ!」
栗の花の匂いだとか、漂白剤みたいな匂いだとか、言われているけれど、初めて嗅いだ、その匂いは──。
「ぁ……はぁ……」
くらり……と脳の奥がしびれ、ぼんやりとした。
わたしの鼻には、それはとても甘くかぐわしく、いい匂いに感じた。
「…………」