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恋はいつでも平行線【完結】
第8章 *八*
鍵を開けて、電気をつけると、そこはいつもと変わらない骨董たちが整然と並んでいた。
ここには、呪われていると言われている品物たちがいつの間にか集まってきて、保管されている。
最初は、敬人伯父さんが買ってきた骨董品の中に紛れていた一品だった。
それが今や、仮面や絵画、鏡に服、そして臣哉の店から流れてきた宝石などと多岐に渡っていた。
それらは一つずつアクリルケースに入れられて、いつどこからもたらされた品であるのかというプレートとともに納めているのだ。
そして、部屋の真ん中には台が置かれていて、そこには昨日、捧げた例の御神酒が三宝に乗せられて置かれていた。
わたしは昨日の三宝を手に取り、持ってきた三宝と入れ替えた。
掃除は週が開けた月曜日に一度だけ。
だからこの部屋の管理は、とりあえず今日はこれで終わり。
部屋を出る間際に電気を消して、扉を閉めて鍵を掛けた。
なにも知らなければ、ぱっと見る限りではコレクションルームときっと変わらないと思う。
私も別にこの部屋が禍々しいとも思わないし、普通にコレクションにしか見えない。
だからこそ余計に、毎朝の儀式に疑問を持ってしまう。
……でも、敬人伯父さんいわく、わたしがあの儀式をし始めてから、落ち着いているというのだから……それはまあ、そうなのだろう。
わたしは別にあの「呪われている」という品の本領を見たいとは思わない。
キッチンに戻ると、洗濯はまだ終わっていなかったけれど、お風呂はたまっているようだったので、ゆっくり浸かることにした。
ここには、呪われていると言われている品物たちがいつの間にか集まってきて、保管されている。
最初は、敬人伯父さんが買ってきた骨董品の中に紛れていた一品だった。
それが今や、仮面や絵画、鏡に服、そして臣哉の店から流れてきた宝石などと多岐に渡っていた。
それらは一つずつアクリルケースに入れられて、いつどこからもたらされた品であるのかというプレートとともに納めているのだ。
そして、部屋の真ん中には台が置かれていて、そこには昨日、捧げた例の御神酒が三宝に乗せられて置かれていた。
わたしは昨日の三宝を手に取り、持ってきた三宝と入れ替えた。
掃除は週が開けた月曜日に一度だけ。
だからこの部屋の管理は、とりあえず今日はこれで終わり。
部屋を出る間際に電気を消して、扉を閉めて鍵を掛けた。
なにも知らなければ、ぱっと見る限りではコレクションルームときっと変わらないと思う。
私も別にこの部屋が禍々しいとも思わないし、普通にコレクションにしか見えない。
だからこそ余計に、毎朝の儀式に疑問を持ってしまう。
……でも、敬人伯父さんいわく、わたしがあの儀式をし始めてから、落ち着いているというのだから……それはまあ、そうなのだろう。
わたしは別にあの「呪われている」という品の本領を見たいとは思わない。
キッチンに戻ると、洗濯はまだ終わっていなかったけれど、お風呂はたまっているようだったので、ゆっくり浸かることにした。