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恋はいつでも平行線【完結】
第15章 *十五*
この建物の中には、呪われた骨董がたくさん置かれている。
その部屋は鍵が掛けられて、厳重に管理されているけれど……。
臣哉が持っているのは、マスターキー。
ということは。
もしも昨日、あのまますぐにこの建物から出ないで、あの部屋に入っていたとしたら……?
昨日、御神酒をお供えするときに部屋に入ったとき、交換したらすぐに出たから確証はないけれど、変わっている様子はなかった……と思う。
だけど、部屋を開けて中を確認しただけでも、取り憑かれた可能性ってのはないだろうか。
敬人伯父さん曰く、臣哉はそういうのに好かれる体質のようだと言っていた。
臣哉がジュエリー・オークに出るようになってから呪われた品が集まる率が高くなったということだったし、あそこには臣哉に惹かれてやってきたとしか思えないアクセサリもいくつかあった。
臣哉が自然と惹かれてあの部屋に寄り、取り憑かれていたとしたら……?
え、ちょっと……待って?
伯父さん、臣哉がそういうのを引き寄せるって知っているよね?
まさか伯父さん、それさえも利用しようとして、臣哉を取り込もうとしている?
「柚希のおっぱい、みーつけた」
「きゃっ!」
ぼんやりと考え事をしている間に、臣哉はブラウスのボタンをはずし終えていたようだった。
臣哉の声が聞こえるまでなにをされているのか分かってないって、わたしもどうかと思う!
抵抗をしようとしたけれど、ブラウスの前をはだけさせられただけで、袖は抜かれていないため、動けない。
「お、ナチュラル緊縛って感じでいいな」
「やめなさいよ!」
「柚希に強気な女を組み敷く悦びを教えられてさ、むしろこのままむちゃくちゃにしたい」
臣哉ってサドっ気があると思っていたけれど、これでどうしてかわいらしい女の子を求めていたのか、分かった。
臣哉のお父さんは、腰が低い人だけど、臣哉に対してはとても厳しい人であるのは知っていた。
臣哉はそれがすごく嫌で、激しく反発して、現在の性格が形成されてしまったみたいだ。
その部屋は鍵が掛けられて、厳重に管理されているけれど……。
臣哉が持っているのは、マスターキー。
ということは。
もしも昨日、あのまますぐにこの建物から出ないで、あの部屋に入っていたとしたら……?
昨日、御神酒をお供えするときに部屋に入ったとき、交換したらすぐに出たから確証はないけれど、変わっている様子はなかった……と思う。
だけど、部屋を開けて中を確認しただけでも、取り憑かれた可能性ってのはないだろうか。
敬人伯父さん曰く、臣哉はそういうのに好かれる体質のようだと言っていた。
臣哉がジュエリー・オークに出るようになってから呪われた品が集まる率が高くなったということだったし、あそこには臣哉に惹かれてやってきたとしか思えないアクセサリもいくつかあった。
臣哉が自然と惹かれてあの部屋に寄り、取り憑かれていたとしたら……?
え、ちょっと……待って?
伯父さん、臣哉がそういうのを引き寄せるって知っているよね?
まさか伯父さん、それさえも利用しようとして、臣哉を取り込もうとしている?
「柚希のおっぱい、みーつけた」
「きゃっ!」
ぼんやりと考え事をしている間に、臣哉はブラウスのボタンをはずし終えていたようだった。
臣哉の声が聞こえるまでなにをされているのか分かってないって、わたしもどうかと思う!
抵抗をしようとしたけれど、ブラウスの前をはだけさせられただけで、袖は抜かれていないため、動けない。
「お、ナチュラル緊縛って感じでいいな」
「やめなさいよ!」
「柚希に強気な女を組み敷く悦びを教えられてさ、むしろこのままむちゃくちゃにしたい」
臣哉ってサドっ気があると思っていたけれど、これでどうしてかわいらしい女の子を求めていたのか、分かった。
臣哉のお父さんは、腰が低い人だけど、臣哉に対してはとても厳しい人であるのは知っていた。
臣哉はそれがすごく嫌で、激しく反発して、現在の性格が形成されてしまったみたいだ。