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プールサイドの恋人
第5章 瀬川 恭平
「瀬川と言います。
僕は、中級コース習ってます。」
笑うと爽やかな感じの男性だ。
私より年上だろうか…。
「私は初級です。」
「そうなんですかー
僕は仕事が急に入って
毎週通えてる訳ではないのですが…」
「お忙しいのですね…」
コースが違えばこんな風に
話す機会なんてないんだろうなぁ。
陽菜は窓の外の雨を眺める。
「何か暖かい飲み物買ってきますよ。
更衣室の近くに新しく入ったコーヒー美味いんです。」
ロビーから更衣室の自販機までは10分はかかる。
「私も一緒に行きます。」
瀬川の後ろに陽菜はついていった。
「指輪してるってことは既婚者ですよね?」
「そうだよ。別居中だけど。」
「すいません、私…」
「構わないよ、陽菜さんは下ネタいける人?」
「大丈夫です。」
「俺が悪いんだ。
ずっとセックスレスでね。
俺の身体が妻に反応しなくてだんだん行為
そのものが義務みたいになって
最終的に嫁が冷めて浮気したんだ。」
「そうだったんですね。」
こんな時、安易に大丈夫ですよなんて言えない。
陽菜は言葉が見つからず歩くしかなかった。
瀬川にとっては何も聞いてこない陽菜が新鮮で
どこか嬉しく感じた。
僕は、中級コース習ってます。」
笑うと爽やかな感じの男性だ。
私より年上だろうか…。
「私は初級です。」
「そうなんですかー
僕は仕事が急に入って
毎週通えてる訳ではないのですが…」
「お忙しいのですね…」
コースが違えばこんな風に
話す機会なんてないんだろうなぁ。
陽菜は窓の外の雨を眺める。
「何か暖かい飲み物買ってきますよ。
更衣室の近くに新しく入ったコーヒー美味いんです。」
ロビーから更衣室の自販機までは10分はかかる。
「私も一緒に行きます。」
瀬川の後ろに陽菜はついていった。
「指輪してるってことは既婚者ですよね?」
「そうだよ。別居中だけど。」
「すいません、私…」
「構わないよ、陽菜さんは下ネタいける人?」
「大丈夫です。」
「俺が悪いんだ。
ずっとセックスレスでね。
俺の身体が妻に反応しなくてだんだん行為
そのものが義務みたいになって
最終的に嫁が冷めて浮気したんだ。」
「そうだったんですね。」
こんな時、安易に大丈夫ですよなんて言えない。
陽菜は言葉が見つからず歩くしかなかった。
瀬川にとっては何も聞いてこない陽菜が新鮮で
どこか嬉しく感じた。