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プールサイドの恋人
第7章 ドライブ
翌朝、最寄りの店まで迎えに来てもらう予定だったが

陽菜が寝坊した。

時間がないので家の前まで迎えに来てもらった。

到着したのは黒のワゴン車だった。

「ごめんなさい、寝坊して…」

「いいですよ。そんなに遅れてないし」

陽菜は後部座席に座るために後ろのドアを開ける。
 
「ちょっと後部座席に座るのって寂しいでしょ、

助手席に乗ってください。

顔見えないじゃないですか。」

「あ、そうだね…。」

緊張しそうで後ろなら大丈夫と思ったのに…。

過去に送ってもらう時は後部座席に座るよう

言われてたので違和感なく陽菜はやってしまった。

「どうぞ。」

馨君はニコッと笑う。

水色とグレーのチェックのシャツの上に

グレーのハーフジップのセーターを着ている

下はデニム。

いつもより爽やかに見えた。

運転席の窓の風で馨君のアッシュグレーな髪が靡く。

それに比べて私と言えば

淡い白のチュニックに黒のスカート。

散々コーディネートに悩んだのにイマイチだ。

コンタクトにしようかと思ったが

やっぱり眼鏡になった。 

スイミングスクールで会えば

歩きながらでも自然に言葉が出てくるのに。

今日は何から話していいのか分からない。

陽菜は不自然に外ばかり見ていた。

「寝不足ですか?」

「そんな事ないよ。久しぶりなに遠出する。

なんか新鮮すぎて。落ち着かない。」

「僕も久しぶりです。

助手席に人乗せるの久しぶりです

最近はよく姉にパシリに使われるかな。」

「馨君はお姉さんいるんだね〜いくつれてるの?」

「6歳離れてます。嫁いで山梨県にいます。

姪っ子がヤンチャでおもちゃほしい時だけ

俺にタカってきます。」

「ふふ、そうなんだぁ。」
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