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セックスレス・快感と安息を求めて-
第2章 河合秀一



「なんか食べる?」

「んー
何でも良いや」


はっきり言って料理は苦手、目玉焼きすら作った事が無い…
流石‥一人暮らし歴10年以上‥私より料理は上手い。


とは言え、後でしっかりしごかれる事になるんだけど、それはまぁ余談になりそうだから止めとく。



適当に服を着て、適当にご飯を食べて、適当にゴロゴロ…
今まで無かった生活スタイル。


人間、一度楽を覚えるとダメなもので、しっかりその生活スタイルが身に付いてしまう。


そして‥27才も年上の人相手に、なんて呼んだら良いか分からず、最後の最後に決まった呼び方が『オヤジ』


だって親子並に離れてるし、河合さんよりオヤジの方が呼びやすい…
向こうもあまり頓着無く、呼び方はこれで本決まり。



「で、またするの?」

「さぁ……」


始めの内は1日8回とか化け物並を発揮していたオヤジも、1週間1ヶ月と経つに連れて回数は激減。


勿論オヤジにだって仕事がある、今は送迎バスの運転手…
シフト制で朝だったり夜だったりと、マチマチの出勤時間。


私の方はと言うと…


鞠さんにオヤジとの事がバレて、居るに居れなく会社を止めた。


かなりムッとした顔をされたら、居れるもんじゃない…
高校卒業ってのもあったから、会社的にはムリ無く止めれた。


色々問題は残るけど……



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