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セックスレス・快感と安息を求めて-
第1章 富永鞠



定時制は4年…
19才になっても仕事を変えなかった私は、相変わらず工場勤め。


その間に、鞠さん達にドライブに連れて行って貰ったり、居酒屋に連れて行って貰ったりと、関係は相変わらず。


ただ1つだけ変わった事、それは鞠さんの家に行くと、河合さんとは違う男の人が居る事。


勿論、河合さんも居るんだけど、40代の二股ってやつ??


この年齢になると、二股っても男同士一緒に居ても、気にならないものなんだろうか??


19才の私では、いまいち理解が難しい…
でも、当人達は何も思って無いみたいだから、まあ良いか。


私は鞠さんのところに来ているんだし。



そういう甘い考えをしていたから、ああなった…
今では、そう思う。



卒業後のある日、相変わらず鞠さんに誘われて家に行く事に…


今日は直接だったから、帰りにコンビニでビールとつまみを調達、河合さんが荷物を持ってくれて、鞠さんの家に……


流石に何年も出入りしていると、何処に何があるかはある程度は分かる。


進んでグラスとお皿を出し、夜の酒のみスタート!


其処で珍しく、河合さんがビールの蓋を開けてくれたんだけど、来る時に車で揺れたのか、泡が止まらない。



「あはははー
暫く待てば収まるでしょう、ね鞠ちゃん」

「ははは…
そうですねー」


鞠さんは、こういう時は呑気、2リットル入りのビールの泡が収まるのを待ち、改めて乾杯!


仕事直接だったから、あの男の人は居らず、久しぶりの3人飲み。


河合さんは相変わらず飲まないけど、毎回一番飲んだように笑うし、良く話す。



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