この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
セックスレス・快感と安息を求めて-
第10章 閑話・一方的な男
大概はママが止めに入ってストップ、顔を見る度この繰り返し。
別に言い合いが嫌って訳でも無い、好きなように言える分、気は楽。
そんな風に考える自分が嫌だけど・・・
何回目に会った時だろうか?
この日は、お客が私とコウさんしか居なく、何故かママはご機嫌。
理由から言えば、海外に行っている息子さんから連絡があったらしい‥やっぱりママだって人の親だ。
「で、息子さん何処に行ってるんだ?」
「台湾よ…
もう何年になるかしらねぇー」
「海外ねー」
私は外国に行った事は無いし、行く気も無い…
だが、コウさんはかなり息子さんの話に興味を持ったよう。
「どうせだからさー
インドとか、そっちの方が面白いぜ?」
「あら?
コウちゃん海外経験あり??」
「ああ…
フリーで何カ国も行った、また行きたいんだけどなー」
そりゃ知らなかったわ。
こう‥ざっくばらんなのも海外経験のせい?
「じゃコウちゃん、薬とかやってた?」
「少しなー」
「・・・・・」
何か話が怪しい展開に………
「んー
他のお客さんには内緒だけど、良い薬あるわよ…
勿論合法ね」
「どんなのだ?」
「バイアグラ‥分かるでしょう?
息子が偶に送って来るのよ」
バイアグラを母親に送る息子‥どうなってんのよ、この親子関係・・・
口にこそ出さなかったけど、何の目的でそんな物を送って貰ってるのかは興味はある。
「良いなそれ」
「あら、コウちゃんまだ若いんだから必要無いでしょう」
「そんな事も無いさ」
・