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セックスレス・快感と安息を求めて-
第10章 閑話・一方的な男



30分40分超えても何も無く…
やっぱり偽物なんじゃない‥それ??



「変ねぇー
他のお客さんは効いたって話してたのに…
コウちゃん若いから効果が薄いとか?」

「さあなあー」


・・・何人に飲ませたんですかママ………


でも、ママの言う通り、枯れたジジィが使うもんであって、コウさんの年齢だったら必然性を感じない。


だから?


やっぱりよく分からないけど・・・



「なあ鞠……」

「ん?」


ママが裏に行った時にコウさんが……



「試してみないか?」

「何を?」

「ヤれるかどうか?」

「はぁ………」


誘い?
いや、この場合実験台って言わない??


興味はあるけど…



「どうだ?」

「はぁ‥分かった」


どうしてこう押しに弱いんだろう私って…
この街じゃ色々ヤバいのに……


戻って来たママに適当な事を言って、私とコウさんは、コウさんの家に移動。



(バリアフリー??)



此処市営アパート、その中でバリアフリーな場所は少ない、確か介護認定を受けている人しか入れない枠だったと記憶にある。



「ねえ、何でこのアパート?」

「ん?
ああ、此処は俺の親ん家、今入院中で面倒もあって俺が住んでる」


なる程納得…
この枠の競争率はとんでもなく高い、入院中とはいえ要介護者なら納得はいく。



「で、早速試すぞ」

「うん……」


いきなりかよ!!


布団に押し倒されて、私の前にコウさん服脱いでるし…



「・・・・」


全く起ってないとは言わない、だけど中途半端のまま。



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