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セックスレス・快感と安息を求めて-
第11章 旦那の幼なじみ・伊藤俊雄2
この頃になると、私はオヤジと居るよりも、俊さんと居る方が多くなってしまい、すっかり俊さんに依存してしまっていた。
オヤジの方は、こっちに来てから猫を飼い始め、只でさえ何も無いのが余計顕著に……
私は家政婦じゃ無い、全く女として私を見ないオヤジに嫌気が差しているのは確か。
だからこそ反抗する、そう今みたいに家に帰らなくなる事が多くなった。
それに対して俊さんは何も言わない、オヤジにも…
微妙な均衡の中、私はどっち付かずで揺れる、心の中は。
「やっほー鞠
ほらビールのお土産」
「ラッキー!」
何時も俊さんの家に来る年上の女性…
だけど彼氏はちゃんと居る。
私はすっかり馴れた台所担当、あれから十数年‥何時の間にか料理は得意な方になってしまってる。
「鞠ー
今日は何?」
「魚の煮付けと揚げ出汁豆腐…」
「相変わらず良く作るなお前は……」
俊さんの難点…
男1人暮らしなんで、焼く以外の料理が中々出来ない‥らしい。
頻繁に居酒屋に行ってたのは、このせいでもある。
「お疲れー!!」
私も俊さんも、先程の行為の事は微塵も感じさせない素振りで、毎日恒例の晩酌開始。
今日は1人プラスだけど、多い時は3人とか…
その分の料理も私、どうしてこう料理が出来ないのが集まるやら・・・
私より年上なのに、料理は親任せって有り得なくない??
それもバツ1女性だよ???
私に対して、ビールという餌で、ちょくちょく夕食を食べにやって来る、これが面倒くさい。
しかも食べて飲んだら、サッサと帰るか飲みに行って消える‥何なんだか。
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