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セックスレス・快感と安息を求めて-
第12章 優しい男・松山裕
ちょ‥こっちこそ、何で松ちゃんと2人で帰らなければならない訳!?
何時も1人でタクシーか、オヤジを呼んで帰ってる、勿論計画的に……
松ちゃんと私の家は、距離は殆ど離れて無い…
ぶっちゃけ俊さん家より近い。
でも、何も無いように、敢えて別々に帰っていた。
「タクシー呼んじゃったぁー
どうせなら2人でラブホなんでどお??」
「「・・・・・・・」」
完全に酔ってますママ。
まさか、こんな暴挙にでるとは…
どう考えたら、松ちゃんとラブホという発想が出るのよ!?
とりあえず、松ちゃんと2人タクシーに…
勿論行き先は家、ママの口車に乗るもんか!
地理的に近い松ちゃんを下ろしてから家に‥と思ったのだが……
「おっと、しまった!!」
「へ??」
タクシーが、まさかの雪にタイヤを取られて立ち往生。
マジですか‥これ??
場所的に言えば、松ちゃんの家‥つまりアパートの裏側、この寒空に車を押しても動きやしない。
冬の北海道‥ナメてたわ。
「俺、スコップと噛ませ持って来るわ」
「お客さんにすみません」
噛ませって、北海道の車じゃ割と普通に積んでいる、鉄の板状の冬の雪に埋まった時の脱出道具。
これを進行方向(駆動部だったかな?)のタイヤに合わせ、滑らないで脱出させる仕組み‥持っていて損は無いよ、高確率で脱出出来るから。
松ちゃんが取りに行って5分以上…
やっと戻って来て、タイヤ回りの雪を少し削り、噛ませをして、何とか車は脱出成功。
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