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セックスレス・快感と安息を求めて-
第12章 優しい男・松山裕
「もう4年か5年前だもん」
そう言ってお酒をチビリ、日本酒やっぱキツい。
「じゃ、この街に来た頃だ…
まだ色々な店を回っていたからね」
「へー
もっと長く居ると思ってた」
「来て6年かな?
その前は反対側の街に居たから…
鞠ちゃんは?」
「んー
8年くらい?
私は直ぐ下の街から」
「鞠ちゃんも、元々じゃ無いんだね」
「松ちゃんもね」
まさか、そんな頃に会っていたとは…
運命って不思議だと思う。
「でも、こんな時間に男の家に来て大丈夫?」
「松ちゃんが誘ったくせに……」
「まあ‥そうだけど…
じゃ、良いのかな?」
「・・・ん?」
テーブルの横に居た、松ちゃんの顔が近付いて来て……
「・・・んっ・・・」
「・・襲う‥よ?」
「・・うん・・・」
これはこれで良いと思う、自然な成り行きだと思うから・・
2人揃ってお酒臭いなーと思いながら、ゆっくりと舌を絡めあって……
1つ気が付いた…
松ちゃんって絶対無理な事をしない、物足りないくらい柔らかい触り方、性格的なものもあるけど、何をしても穏やかで優しい。
確かに私的には、性的に物足りない、だけど心の安定はある。
こういうのって不思議、性的より心の満足を優先させるなんて、今まで無かった事。
優しく押し倒され、柔らかいタッチで胸を揉まれ‥安心感がある心地よさ。
「・・痛くない?」
「大丈夫だよ……」
少しずつ服を脱がされ、秘裂に触れ‥乱暴とは無縁の、ちょっと刺激が足りないような優しい責め。
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