この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
難問 -兄妹の領域境界-
第2章 夏休みの宿題 別解
未由は視線をそらすことをしない。俺からは未由との視線をそらすことはできない。
そして今日の許容量は超えている。
色素の薄い瞳に引き寄せられ顔が近づき、唇を重ねる。
未由は目を閉じたが、一度では足りない。
何度も触れ合うだけのキスを繰り返す。
壊れてしまわないように、そっと・・・
「んっ・・・」
未由から声がこぼれる。
その甘い声が、俺にアクセルとブレーキを同時にかける。
ゆっくり唇を離し、行き場の失った感情は未由の指をからめとり指へと移る。
未由が目を開け、再び見つめあう。
絡めた指だけでは足りなく、もう一方の手で未由の頭をゆっくりなでる。
もう、この目にとらわれたのは何度目だろうか。
撫でる手が心地よいのか、再び未由が目を閉じる。
湧き上がる感情が俺の体を操る。
未由の閉じられた瞼にそっと唇を落とす。
額、頬、唇以外にも触れることを求め、何度もついばむ。
唇に戻り、名残惜しくも感じながら離れ撫でていた手でそっと未由の頭を抱き寄せる。
これ以上囚われないように。
未由が身をゆだね、左の肩に頭をのせてくる。
(いっそのこと、抵抗してくれよ・・・)
未由は初めて抱き寄せ、唇に触れた日も一切抵抗しなかった。
そして、その後受け入れながらも一切起こったことについて触れない。
(まぁ、触れないのは俺も同じか・・・)
上がった熱に、汗が首筋を這う。
「・・・っ!?」
未由が流れた汗を舌先ですくいあげ、挑戦的な目で見上げる。
(ふっ・・・上等)
未由の腰を思い切り引き寄せ左ももの上に乗せる。
引き寄せられた勢いで上を向いた未由の唇を舌で開き吸い上げる。
今までのやさしさが嘘だったかのように、いやこれが本来の佑人なのか。
未由が宙に浮いた手を首に絡めてくる。
容赦なく、反応する部分を舌で攻めすべてを奪うかのように吸う。
「んぁ・・・っ」
感じていることを隠さない甘い声。それどころかねだるように舌をさらに差し出してくる。
満たされる自分を感じる。
絡めている指も愛撫し、さらに深く舌を差し入れる。
お互いの荒い吐息と、淫らな水音がさらに耳を刺激する。
差し入れた舌を抜き取り、未由の左側の首筋の生え際近くを強く吸い上げた後、未由の唇に蓋をするように口づけたあと抱き寄せる。
(あー・・・予測計算の根拠数値完全見直しだな)
そして今日の許容量は超えている。
色素の薄い瞳に引き寄せられ顔が近づき、唇を重ねる。
未由は目を閉じたが、一度では足りない。
何度も触れ合うだけのキスを繰り返す。
壊れてしまわないように、そっと・・・
「んっ・・・」
未由から声がこぼれる。
その甘い声が、俺にアクセルとブレーキを同時にかける。
ゆっくり唇を離し、行き場の失った感情は未由の指をからめとり指へと移る。
未由が目を開け、再び見つめあう。
絡めた指だけでは足りなく、もう一方の手で未由の頭をゆっくりなでる。
もう、この目にとらわれたのは何度目だろうか。
撫でる手が心地よいのか、再び未由が目を閉じる。
湧き上がる感情が俺の体を操る。
未由の閉じられた瞼にそっと唇を落とす。
額、頬、唇以外にも触れることを求め、何度もついばむ。
唇に戻り、名残惜しくも感じながら離れ撫でていた手でそっと未由の頭を抱き寄せる。
これ以上囚われないように。
未由が身をゆだね、左の肩に頭をのせてくる。
(いっそのこと、抵抗してくれよ・・・)
未由は初めて抱き寄せ、唇に触れた日も一切抵抗しなかった。
そして、その後受け入れながらも一切起こったことについて触れない。
(まぁ、触れないのは俺も同じか・・・)
上がった熱に、汗が首筋を這う。
「・・・っ!?」
未由が流れた汗を舌先ですくいあげ、挑戦的な目で見上げる。
(ふっ・・・上等)
未由の腰を思い切り引き寄せ左ももの上に乗せる。
引き寄せられた勢いで上を向いた未由の唇を舌で開き吸い上げる。
今までのやさしさが嘘だったかのように、いやこれが本来の佑人なのか。
未由が宙に浮いた手を首に絡めてくる。
容赦なく、反応する部分を舌で攻めすべてを奪うかのように吸う。
「んぁ・・・っ」
感じていることを隠さない甘い声。それどころかねだるように舌をさらに差し出してくる。
満たされる自分を感じる。
絡めている指も愛撫し、さらに深く舌を差し入れる。
お互いの荒い吐息と、淫らな水音がさらに耳を刺激する。
差し入れた舌を抜き取り、未由の左側の首筋の生え際近くを強く吸い上げた後、未由の唇に蓋をするように口づけたあと抱き寄せる。
(あー・・・予測計算の根拠数値完全見直しだな)