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第19章 巡るテキスト

横たわる未由の唇に優しくキスをしながら下着ごとズボンを脱ぎ捨てる。
キスを繰り返しながら未由の手を片方ずつ自分の肩へと導く。

膝で足を割り、そっと秘所に指を這わせる。

「んっ・・・」

酷くしてしまう前に、少しでも感じている未由を見たくて一度唇を離し見つめる。
十分すぎるぐらい濡れてはいるが・・・

そっと陰核を濡らした指で触れる。

「ぁ・・・」

恥ずかしいのか、目をつむり顔をそらしてしまう。

「俺から目を逸らすな」

恥じらいつつも視線を戻すと目が合う。

「そう、そのまま」

陰核をゆっくり刺激しながら指を差し入れる。

「ああっ・・・・」

俺を見つめながら、嬌声をあげ快感を感じている表情。
指をゆっくり動かすと、中が絡みついて狭い。
少しでも楽になるようにと、弱い部分にゆるやかに刺激を与える。

「んぁ・・・・んっ・・・」

感じるたびに、未由の腕が俺を引き寄せる。
今すぐ自らを突き立てたい衝動を何とか抑え込み、差し入れる指を増やす。

「んんっ」

２本で限界と言わんばかりに締め付ける。

「痛くないか？」

「だい・・じょ・・ぶ」

少しでも緊張をほぐす為に唇をついばみ、開いた口から舌を差し込む。
力は抜けたものの、中はさらに締め付けが強くなり、うねり出す。

「んぁ・・・んぅ・・・ああぁ」

一度イかせてやりたかったが、俺の理性が持たない。

「んっ・・・」

抜かれる指に切なげに漏れる声。

「未由・・・」

「お兄ちゃん」

見つめ合い唇を重ねる。
舌を絡め合わせながら、熱く脈打つ自分のそれを秘所に擦り付ける。
陰核を擦りつつ、蜜を自らにまとわせる。

「はぁっ・・・お兄ちゃんっ」

この刺激だけでも放ってしまいそうになる。
これ以上は無理だ。

「入れるぞ」

キスの合間に宣告する。

先を秘所の入り口へ添える。
未由の手に力が入る。

口腔に舌を差し入れながら、腰を進める。

「・・・っ」

肩に爪が食い込む。
中はかなりキツイ。まだほとんど入っていないというのに。

相当痛そうだが、その痛みを与えているのは自分だ。
そんな倒錯にただでさえキツイのに質量が増してしまう。

さらに奥へとねじ込んで行くと、プチンと何かはじけるような感覚とともに両肩に激痛が走る。
この肩の痛みが放ってしまいそうになるほどの強い快感から引き戻してくれる。